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FC東京クラモフスキー監督、オーストラリア代表ポポビッチ監督は「勝者のメンタリティーを持っている」

スポーツ報知 / 2024年10月15日 11時30分

オーストラリア代表でのコーチ経験もあるFC東京・クラモフスキー監督

 26年北中米W杯アジア最終予選を戦う日本代表は15日に第4戦でオーストラリアと戦う。このほど、オーストラリア出身で代表アシスタントコーチの経験もあるFC東京のピーター・クラモフスキー監督(45)がスポーツ報知の取材に応じ、同国サッカーの現状や新監督に就任したトニー・ポポビッチ氏(51)について語った。(取材・構成=後藤亮太)

 日本のライバルは、2戦を終えてバーレーンにホームで敗れ、インドネシアに引き分けと出遅れ、6年以上指揮していたアーノルド監督が辞任。ポポビッチ新監督となった第3戦は中国に3―1で勝利し、最終予選で初勝利を挙げたが、母国の現状をFC東京のクラモフスキー監督はどう見ていたのだろうか。

 「(2試合は)プラン通りにいかなかったと思うし、今代表はタフな時期。アーノルドさんが代表監督から外れましたが、何か変化が必要だと感じたのかもしれません」

 オーストラリアはここ十数年で何度か転換期を迎えている。伝統的に高さや強さを生かしたサッカーが特長だったが、名将・ポステコグルー監督が指揮した13~17年はアグレッシブで攻撃的なサッカーに転換し、15年アジア杯では初優勝を果たした。当時アシスタントコーチだったクラモフスキー氏も「間違いなく過去と歴史が変わったところ」と振り返る。

 しかし、ポステコグルー監督が18年ロシアW杯の出場権獲得後に退任すると、22年カタールW杯ではベスト16進出も、最終予選ではサウジアラビア、日本に勝ち点で大きく離され、グループ3位でプレーオフまでもつれた。ただ、そうした状況でも、新監督にはチームを好転させる力があると断言する。

 「ポポビッチさんは、勝者のメンタリティーを持っている。すごくいい準備をして、強いチームを作って、このタフな時期を乗り越えてくれると思います」

 その「勝者のメンタリティー」は、新指揮官の最大の武器ともいえる。12―13シーズンにWシドニーを参入初年度でリーグ優勝に導き、14年にはACLで同国勢初の頂点に導いた。当時メルボルンVでアシスタントコーチだったクラモフスキー氏も当時の記憶を鮮明に覚えているからこそ、期待も大きい。

 「すごく守備がオーガナイズされていて、カウンターがシャープなチームだった。何もないところから、すごくいいものを作った。そういったものを、代表にもたらすと思います。日本はW杯優勝を目指せるチームで(オーストラリアにとって)難しい試合になると思いますが、この対戦はいつも熱のこもった、いい試合になる。楽しみにしています」

 ◇ピーター・クラモフスキー 1978年10月16日、オーストラリア生まれ。45歳。アマチュア選手として引退後、08年にギリシャ・パナハイキFCのコーチとなり、指導者としてのキャリアをスタート。豪メルボルンVコーチ、オーストラリア代表コーチ、U―17同代表監督などを経て、18年に横浜Mヘッドコーチ。20年からJ1清水、21年5月からJ2山形の監督を経て、23年6月からFC東京の監督に就任している。

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