【大学野球】大商大が完封勝ちで逆王手！ドラ１候補・渡部聖弥が決勝打含む３安打 連盟最多タイ１１９安打

６回２死三塁、左中間フェンス直撃の二塁打を放った大商大・渡部聖弥（カメラ・南部　俊太）

◆関西六大学秋季リーグ戦　第７節２回戦　大商大２―０大経大（１５日・マイネットスタジアム皇子山）

　２４日のドラフト会議の１位候補に挙がる大商大・渡部聖弥外野手（４年＝広陵）が「４番・三塁」で先発し、４打数３安打１打点と活躍した。

　試合前時点での通算安打数は、龍谷大・宇田英樹の持つ最多記録・１１９本まで残り３と迫る１１６本。この日、猛打賞をマークし、１９８７年以来３７年ぶりの大記録に並んだ。

　２回先頭の第１打席に右中間二塁打を放つと、４回２死の第２打席では遊撃内野安打を記録した。

　両軍無得点の６回、２死三塁で迎えた第３打席では、左中間フェンス直撃の特大二塁打。大記録に到達する一打で先取点をもたらし、息詰まる投手戦の均衡を破った。

　味方打線は、８回にも１点を追加。投げては、２投手が完封リレーを披露した。

　主砲の活躍で、チームは負ければリーグ新記録の６連覇が消滅していた一戦に勝利。優勝への逆王手をかけた。あす１６日に、勝ち点４で並ぶ大経大との、「勝った方がＶ決定」となる運命の３回戦に臨む。