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【高校野球】準々決勝敗退で来春センバツ絶望的 仙台育英・須江航監督「選手たちは持っているものを全部出してくれた」

スポーツ報知 / 2024年10月15日 16時23分

準々決勝で敗れ、ベンチ前に整列する仙台育英の選手たち(カメラ・有吉 広紀)

◆秋季高校野球東北大会▽準々決勝 仙台育英2―3聖光学院(15日・ヨークいわき)

 仙台育英は聖光学院に2―3で競り負け、優勝した22年以来の東北4強入りはならなかった。これで3季連続で甲子園出場を逃してしまうこともほぼ確実。須江航監督は「選手たちは持っているものを全部出してくれた。采配を含めて監督の責任」と悔しさをみせた。2回にスクイズで先制。しかし5回は投手陣が制球を乱し、2つの押し出しを献上。優勝した今秋県大会1回戦・古川工戦の初回から続いていた公式戦無失点が55イニングで途切れると、8回は送球ミスが失点につながった。9回に6番・高田庵冬一塁手(2年)が左翼席へソロ弾を放って1点差に詰め寄ったが、あと一歩届かなかった。

 昨秋は県8強、今夏は宮城大会準優勝とそれぞれ甲子園出場に届かず。「もう甲子園を逃すのはごめんだ、と選手たちが魂をぶつけて話し合ってきた」と指揮官が話すように、練習からチーム全体で熱量を持ってやってきたが、今秋は結果につながらなかった。「一日でも早く、夏に向かって前へ進んでいくしかない」と話した須江監督。つらく苦しくても、チーム全体で前を向いていく。

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