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【高校野球】常葉大菊川は準優勝 橘木千空主将が執念の適時打…準決勝は高熱で欠場

スポーツ報知 / 2024年10月28日 6時30分

大垣日大に敗れ悔しがる常葉大菊川の選手たち

◆秋季高校野球東海大会▽決勝 大垣日大7―4常葉大菊川(27日・草薙球場)

 決勝が行われ、常葉大菊川(静岡)は大垣日大(岐阜)に4―7で敗れ、17年ぶり優勝と11月の明治神宮大会切符を逃した。来春センバツの東海地区一般選考枠は3つ。2年ぶりの出場が“当確”となった状況で、来年1月の選考委員会での正式発表を待つ。

 前回出場した2年前と同じく準優勝で終戦した。2回に3点先制されるも、4回に4―3と一時勝ち越した。だが失策と暴投が響き逆転を許し、石岡諒哉監督(35)は「悔しい。前回も何かが足りなかった」と首をかしげた。

 復帰した主将の橘木千空一塁手(2年)の下、意地は見せた。準決勝(26日)は高熱で欠場。この日は「優勝に貢献したい」と出場を願い出た。体重は89キロから5キロ減り、不調の中でも4回に執念の同点適時打を放った。ただ「自分たちのエラーで与えた点が多かった」と、全3失策に絡んだ事実とも向き合った。「捕球ミスや小さなエラーばかり。それが大きなミスにつながる」。悔しさを成長の糧にする。

(伊藤 明日香)

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