今年のロベルト・クレメンテ賞はロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が受賞 ロイヤルズでは初の受賞

　米大リーグ機構は２７日（日本時間２８日）、成績だけでなく、社会貢献にも尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」に、ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手（３４）を選出。ロイヤルズ在籍選手では初めての受賞となった。

　ペレスはロイヤルズ教育およびラテンアメリカイニシアティブコーディネーターとして２０年近くラテンアメリカの若い選手たちを支援してきた。

　

　ペレスは米大リーグ公式サイトに「ロベルト・クレメンテについてはたくさん読みました。彼が素晴らしい選手であることは知っているが、フィールドの外ではさらに優れていた。それが彼を特別な存在にしたのです。そしてそれがこの賞を非常に特別なものにしています」と語った。

　ロイヤルズ史上４人目のキャプテンの彼はオールスターに９回選出され、ゴールドグラブ捕手として５回、２０１５年にロイヤルズが２度目の世界一になった際にはワールドシリーズＭＶＰに輝いたシルバースラッガーも４回受賞した。今季も打率２割７分１厘、２７本塁打、１０４打点をマークしてチーム９年ぶりポストシーズン進出に大きく貢献した。

　同賞は１９７２年オフに大地震への救援機が墜落して亡くなったロベルト・クレメンテ氏の名前を冠した賞で、報知新聞社主催の「ゴールデンスピリット賞」の手本となっている。