ヤンキースのジャッジがポストシーズン6試合連続三振…WSでは10打数7三振、本拠地ため息
スポーツ報知 / 2024年10月29日 10時9分
◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース―ドジャース(28日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、第1打席で、ドジャーズの先発ビューラーに空振り三振を喫し、ポストシーズン6試合連続三振となった。
0―2で迎えた初回。ジャッジの第1打席は、フルカウントからの6球目、見送ればボール球という外角低めのカットボールを振らされて空振り三振となった。主砲のバットがクルリと回った瞬間、本拠地がため息に包まれた。
ドジャーズが初回に、左肩亜脱臼で手負いの強行出場となった大谷が四球で出塁。1死後、フリーマンの2ランで先制に成功した。ヤンキースもその裏、先頭のトーレスが四球で出塁。1死一塁でシーズン59本塁打のジャッジに打席が巡ったが、対象的な結果に終わった。ヤンキースは、反撃のチャンスを逸し、明暗がくっきり分かれた。
ジャッジは、公式戦59本塁打、打率3割2分2里の活躍でチームを牽引したが、ポストシーズンは、この日まで40打数6安打2本塁打、打率1割5分と、まさかの不振に。これでワールドシリーズは10打数1安打。深刻なのは、三振の増加。ガーディアンズとのア・リーグ優勝決定戦第3戦から、6試合連続で計14三振を記録している。
試合前のブーン監督は、不振のジャッジの打順を下げることを考えたかと問われ、「これは、ワールドシリーズだ。ノー。彼は我々の男。どの打席でも重圧は掛かるもの。彼は我々の主砲であり、彼はきっとやってくれると私は、自信を持っている」と、全面の信頼を寄せていたが…。0勝2敗で本拠に舞台を移し、流れを変えたいヤンキース。世界一奪回への逆襲に、主砲ジャッジの覚醒が不可欠だ。
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