ヤンキースのジャッジまたも不発大ブレーキ…今ポストシーズン通算４３打数６安打の打率１割４分２０三振…

◆米大リーグ　ワールドシリーズ第３戦　ヤンキース２―４ドジャース（２８日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　ヤンキースがドジャースに３連敗し、崖っぷちに追い込まれた。

　ジャッジの不振は本拠に戻っても良化の兆しは見えなかった。初回１死一塁の第１打席では温かい拍手と「ＭＶＰ！」「ＭＶＰ！」の大合唱で迎えられた。フルカウントから空振り三振に倒れ、１０打数７三振となった。第２打席は左飛。６回１死一塁の第３打席はドン詰まりの投ゴロに倒れた。８回１死では四球を選んで出塁したが、ヤ軍で唯一好調なスタントンとチザムは連続三振に倒れ、得点にはつながらなかった。今ポストシーズン通算成績は４３打数６安打の打率１割４分、２０三振となった。

　過去のワールドシリーズで開幕３連敗から逆転優勝したケースはない。過去１１９回開催されて一度も達成されていない４連勝逆転Ｖをするしかない。ジャッジは「流れを変えないといけない」と話していたが、意気込みは空回りを続けた。

　５回までドジャース先発ビューラーに２安打に封じられ、救援陣も攻略できなかった。９回２死からバードゥーゴが２ランを放ったが、遅すぎる反撃だった。１５年ぶり本拠開催のワールドシリーズで名門が早くも追い込まれた。