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大谷翔平は“いるだけで強くなれる”存在 強行出場を同僚たちが次々に絶賛「体調50%でも世界最高の選手」

スポーツ報知 / 2024年10月30日 2時10分

◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース2―4ドジャース(28日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)がワールドシリーズ(WS)第3戦で無安打ながら2四死球で3連勝に貢献。念願の世界一に王手をかけた。第2戦で左肩を亜脱臼しながらも強行出場。ベッツら同僚は、大谷がスタメンに名を連ねたことを勝利の要因の一つに挙げた。

 プレーボール直後。「1番・大谷」が真っさらな打席に立った。その姿を仲間が見守る。うれしそうに、頼もしそうに。それぞれが思いを抱いていた。

 ベッツ「ショーはひと振りで試合を変えることができる。打線の中で存在感はとてつもなく大きい。今日彼が大丈夫だと分かったことはいいことだ」

 T・ヘルナンデス「翔平が今日ラインアップに入ってホッとした。彼がプレーできてスーパーハッピーだ」

 マンシー「いつだって翔平はチームのために戦っている。打席の中でどういう状態に見えたとしても、彼は相手の脅威であり続ける」

 第2戦の試合後だった。ロサンゼルスの空港に向かうバスの中でスマホが一斉に鳴った。「僕は大丈夫だから」。選手だけが入れるグループチャット。送り主は大谷だった。同戦の終了直後、けがをした大谷の様子を見ようと選手たちが大行列。この日の試合前の会見で明かしたマンシーによると「まるで(取り放題形式の)ビュッフェの列のようになっていた」という。誰もが心配していた。しかし、届いた英文を見て、全員の心が落ち着いた。

 メッセージを送信した真意を大谷は「実際検査を受けて、処置をすれば出られる状況だったので。ベストを尽くしますということです。チームの士気だけは下げたくないですし、みんなどこかしら痛みを抱えながら出ているので」と明かした。ラックスは言う。

 「彼はどんな状態であれ、出場したがっていた。そんな気持ちにみんな感謝の気持ちを抱いている。体調は多分50%程度だろう。それでも彼は世界最高の選手なんだよ。我々に自信をもたらしてくれる存在なんだ」

 実力だけではない。大谷は移籍1年目から比類なき存在感を放つ男になった。(中村 晃大)

◆大谷に聞く

 ―第2戦で左肩をけがした時は今季が終わってしまうと感じたか。

 「やった時はどうなってるか分からなかったので、裏に行ってからかなと。最初はセーフかどうかというところを確認してベースから離れられなかったので。その後に、という感じですかね」

 ―出塁した際も左手を固定していた。

 「塁ではスライディングをした時に左手が(地面に)着いて(第2戦と)同じようなモーションに入った時に、また今の状況だと(左肩が)外れる場合が多いので、それを防ぐためにって感じですね」

 ―後ろの(左)手が及ぼすスイングへの影響は。

 「基本的には逆サイドの(右)腕の方がおそらくきつかったのかなという感じはするので、左肩で良かったんじゃないかなと。不幸中の幸いではないかなと思いますね」

 ―今オフ手術の可能性は。

 「そこまでの話は特にはしてないですね。とりあえず今シーズンが全部終わった後にまた改めてそれなりの検査をして。今の段階では問題ないんじゃないかなと思っています」

 ―けが直後のミーティングで声をかけられたこと。

 「僕はLAに残っていたので、ニューヨークでチームディナーがあったんですけど、僕は検査もあって行けなかった。そこの状況は分からないですけど、僕自身は最善を尽くして、今日出て結果を残せるような状況にしようと思ってました」

 ―出場に迷いや不安は。

 「出られるならやっぱり出たいというか、出る準備をするのが当然のことではあると思うので。その上で、チームが出てほしい、必要だと言ってくれるのであれば、最善の準備をして試合に臨みたいなという感じですかね」

 ―痛みはどの時に出るか。

 「試合の中では痛い、痛くないはあまり考えていないので、痛くないという気持ちでやっていますし、悪化だけはしないように、走塁の時もそうですけど、最低限のやれることは継続してやりたいと思います」

 ―過ごし方の工夫。

 「ドクターに言われているのは(寝る時は)なるべく固定して、枕を挟んで固定して、寝ていない時は逆に動かして固まらないようにするのがいいとは言われました」

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