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【巨人】育成3位の横浜創学館・鈴木圭晋が指名あいさつで決意「死にものぐるいで支配下を」憧れは戸郷

スポーツ報知 / 2024年10月29日 20時31分

巨人から育成3位指名を受けた横浜創学館の鈴木圭晋投手(写真左)と森中担当スカウト

 巨人から育成ドラフト3位で指名された横浜創学館高の鈴木圭晋(けいしん)投手が29日、横浜市内の同校で織田スカウトと森中スカウトから指名あいさつを受けた。最速147キロ右腕は「ここから死にものぐるいで、まずは支配下を勝ち取っていきたいです」と決意を口にした。

 鈴木は183センチ85キロの肉体から繰り出すキレのある直球とチェンジアップが持ち味。森中担当スカウトは「バランスが良くて、腕の振りの強さに魅力を感じている。体ができれば150キロのストレートは絶対にクリアできる。先発も中継ぎもできる器用さを持っている投手」と、将来性と実戦力の両面を高く評価する。

 右肩上がりの成長曲線を描いてきた。「プロはほど遠い舞台でした」。高校入学時は突出した存在ではなかったという。「お母さんの料理は全部おいしい。バランスも考えてつくってくれた」と、フィリピン出身の母ジェシルさんの手料理を食べながら、体作りに力を入れて飛躍した。体重は入学時から19キロ増の85キロ、直球の最速も20キロ近くアップ。不断の努力で夢をつかんだ。

 目標の投手は巨人・戸郷。「憧れは戸郷投手です。ストレートはもちろん変化球の精度やキレがすごい。自分のチェンジアップの握りがフォークに近い挟むタイプなので、変化球について、直接話したりして、どんどん聞いていきたい」。若きエースから貪欲に吸収していくつもりだ。

 「1年目は環境になれてのびのびやりたい。将来的には沢村賞をとれるように頑張りたい」。無限の可能性を秘める右腕が大志を抱いてプロの世界に飛び込む。

 ◆鈴木 圭晋(すずき・けいしん)2006年7月9日、横浜市生まれ。18歳。中学1年から野球を始め、六浦中では逗子シニアに所属。横浜創学館では1年秋からベンチ入り。甲子園出場はなし。直球の最速は147キロ、球種はチェンジアップ、カーブ、スライダー。趣味は筋トレやキャンプ動画の視聴。野球以外では体操とソフトボールを経験。183センチ、85キロ。右投左打。

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