元キック王者の緑川創が37歳でプロボクシング・デビュー 「行けるところまで行く。ベルトを取りたい」
スポーツ報知 / 2024年10月30日 15時40分
◆プロボクシング ▽ミドル級(契約体重71・0キロ以下)6回戦 ワン・ダソン―緑川創(31日、東京・後楽園ホール)
元キックボクシング日本王者で37歳でプロボクシングのリングに立つ緑川創(つくる、EBISU K’s BOX)が30日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われた前日計量に臨み、リミットから100グラム軽い70・9キロで一発クリアした。対戦相手のワン・ダソン(中国)は700グラムアンダーの70・3キロでパスした。
計量後、取材に応じた緑川は「焦らず、今まで向き合ってきたこと、練習してきたことをしっかり出せれば。チャンスがあれば倒す? そうですね」と意欲を示した。キックボクシングでは2005年にデビューし、新日本ウエルター級王座、WKBA世界スーパーウエルター級王座などを獲得。K―1の元MAX王者アンディ・サワー(オランダ)などにも勝利した。昨年2月の引退試合では、シュートボクシングの海人に敗れたが、56勝(25KO)17敗10分け2無効試合の戦績を挙げた。
「キックは完全燃焼」と振り返ったが、「元々ボクシングはやりたかった」という。キック時代の21歳頃から、元WBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)スーパー王者・内山高志さんらから指導を受けていたこともあり、「やりたいなという気持ちがある中で人生を過ごすのは嫌」と、昨夏頃から再びプロボクサーとして始動することを決めた。B級デビュー(6回戦)で、12月で38歳になるが「計量が1年8か月ぶりなどで、懐かしいなという思いで…。ありがたみを感じました」と言葉に力を込めた。
対戦相手の印象は「ガッチリした体で打たれ強そう」と話したが、「キックで相当試合をしているので、思うことはあまりない」と冷静。元K―1王者の武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者となり、キックボクシングで“神童”と呼ばれた那須川天心(帝拳)がWBOアジアパシフィック同級王者になった。転向組が活躍する中、緑川は「世代が違うから」と控えめに話したが「彼らが盛り上げてくれているので」と、注目を力に変えて初陣に臨むつもり。「行けるところまで行きたい。強い人と戦いたいし、ベルトも取りたい」と夢を広げた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
元キック王者の37歳・緑川創 ボクシング転向初戦に判定勝ち「やるからにはベルトを獲りたい」
スポニチアネックス / 2024年10月31日 20時16分
-
元キック王者の37歳・緑川創がプロボクシング白星デビュー「やるからにはベルトを目指す」
スポーツ報知 / 2024年10月31日 19時53分
-
ボクシング重里侃太朗と山口仁也が前日計量パス 重里は井岡一翔からゲキ 山口は弟・友士に続く勝利誓う
スポーツ報知 / 2024年10月30日 15時0分
-
V2戦の武居由樹 那須川天心に「早くやろうぜ」も統一戦にも興味「いつまでも待ってるより…」
スポニチアネックス / 2024年10月24日 14時30分
-
井上尚弥vsグッドマン12・24有明開催を正式発表 「またインパクトを残す試合をしたい」
スポニチアネックス / 2024年10月24日 13時2分
ランキング
-
1山本由伸が球界史上初「5冠」達成!プレミア12、東京五輪、日本一、WBC、WS制覇のコンプリート
スポーツ報知 / 2024年10月31日 13時20分
-
2DeNAが驚異の“外弁慶”発揮!●●からの○○○で下克上日本一に王手 3位から頂点なら2チーム目
スポニチアネックス / 2024年10月31日 21時44分
-
3ヤンキース、15年ぶり世界一ならず ブーン監督「痛みは永遠に消えない。心が張り裂けそう」
スポニチアネックス / 2024年10月31日 14時22分
-
4大谷翔平「もう無理かなと思ったんですけど…」 WS第2戦で左肩亜脱臼 レジェンドたちに明かした本音
スポーツ報知 / 2024年10月31日 19時51分
-
5大谷、フリーマンはスーパースターなんだ!ド軍同僚選手もうなる「手術が必要かもしれない状況でも」
スポニチアネックス / 2024年10月30日 6時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください