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堀内も工藤も超えた「気迫で負けない」DeNA先発投手のケイが達成した日本シリーズ史上初の快記録 

スポーツ報知 / 2024年10月31日 5時5分

6回2死二、三塁、山川を打ち取り雄たけびを上げる先発のケイ(カメラ・岩田 大補)

◆SMBC日本シリーズ2024第4戦 ソフトバンク0―5DeNA(30日・みずほペイペイドーム福岡)

 エース・東の快投に、同じ左腕の助っ人・ケイが続いた。日本シリーズ初登板で7回4安打無失点。外国人投手では球団史上初の日本シリーズ白星をつかみ取った。

 左打者6人の相手打線に「気迫で負けない姿を見せられた」と、立ち上がりからエンジン全開。初回に左の柳田、周東、栗原をいずれも三振で片づけると、2回も先頭の山川を空振り三振。先発投手の初回から4者連続奪三振は日本シリーズで初めて。本来は荒れ球が持ち味のパワー型だが、前夜の東に勝るとも劣らない制球力でツーシームやカットボール、チェンジアップなどを操り、四球はわずか1つ。最大のピンチだった6回2死二、三塁も、山川を初球チェンジアップで中飛に仕留め脱出した。

 レギュラーシーズンは6勝9敗と黒星先行も、CS最終Sでは、初戦(10月16日)で6回1安打無失点と巨人打線を封じ込み、中4日の最終戦(同21日)も4回途中2失点(自責1)と試合を作った。さらにシリーズでも大仕事。日本で着実に成長した29歳は「大事な試合で自分の投球ができた。ハマスタに戻ってプレーすることを楽しみにしている」と、ひげ面をほころばせた。(星野 和明)

 ◆日本シリーズ記録室

 ▼初回先頭から4者連続Kは初 ケイが初回先頭打者から4者連続奪三振。日本シリーズの最多連続奪三振は、74年第6戦の村田兆治(ロ)、94年第2戦の槙原寬己(巨)、今年第1戦のジャクソン(D)がマークした5者連続。初回先頭から3者連続奪三振した投手の4人目の打者の打撃結果と勝敗は

 年 戦  投手 (所属)結果

54〈1〉杉下 茂(中日)遊安〇

67〈5〉堀内恒夫(巨人)右飛●

84〈3〉佐藤義則(阪急)左本●

91〈1〉工藤公康(西武)左本〇

09〈4〉高橋尚成(巨人)右飛●

11〈6〉吉見一起(中日)中安〇

24〈4〉ケ  イ(DeNA)三振〇

 7人目。初登板だったのは、杉下に次いで2人目だったが、過去6人は3者連続止まり。初回先頭から4者連続奪三振は、ケイが初めてだ。

 ケイは7回無失点で勝ち投手。杉下が9回1失点、工藤が9回3失点。吉見が7回2/31失点と、失点を許しており、初回から3者以上連続奪三振して、無失点のまま降板はケイが初めてだ。(福山 智紀)

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