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ヤンキースが拙守連発で5点リードから逆転負け ジャッジがワールドシリーズ初アーチも自身の落球から傷口広げる

スポーツ報知 / 2024年10月31日 13時10分

◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 第4戦でスイープを阻止したヤンキースは、守備の乱れで形勢を崩し、6―7で競り負け、ワールドシリーズ(WS)1勝3敗で敗退。2009年以来15年ぶり28度目の世界一はならなかった。初回にアーロン・ジャッジ外野手のWS初アーチとなる右越え2ラン、ジャズ・チザム内野手の右越えソロの2者連続アーチで3得点を先制するなど好発進したが、5点リードの5回に2失策が絡んで一挙5失点。6回にスタントンの中犠飛で勝ち越すも、8回に2犠飛で逆転を許した。

 魔の5回。0勝3敗から史上初の2連勝というワールドシリーズ史上例がない事象に挑んだが、守備の乱れから一気に消滅した。4回まで無安打の先発コールが、先頭のE・ヘルナンデスに初安打となる右前安打を許す。続くエドマンの中飛をジャッジがまさかの落球。スミスの遊ゴロをさばいたボルピが三塁へ悪送球で無死満塁とされる。二死となって、ベッツは一塁前のゴロとなったが、コールがベースカバーをしておらず(記録は一塁内野安打)で1失点。流れを手放すと、フリーマンの中前2点適時打、T・ヘルナンデスの2点二塁打で、試合を振り出しに戻された。

 初回のジャッジ、チザムの2者連続弾は1977年(対ドジャーズ)のサーマン・マンソン、レジー・ジャクソンの永久欠番コンビ以来となるヤンキースのWS2者連続アーチとなった。マウンドでは、今季味方打線が3点以上を援護した試合で11勝0敗のエース・コールが、球数108球で6回2/3を投げ、自責0と熱投したが、負ければ敗退という試合での拙守連発は、勝利の女神に味方されるはずもない。ロサンゼルスで第6戦を迎える夢ははかなく散った。

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