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井上康生氏、6か国から参加の海外指導者に研修実施「世界中の方と切磋琢磨できる環境は素晴らしいもの」

スポーツ報知 / 2024年10月31日 18時53分

国際コーチングセミナーを終えて記念撮影する井上康生氏(後列左から4人目)ら(カメラ・林直史)

 柔道全日本男子前監督の井上康生氏が理事長を務めるNPO法人JUDOsが主催の「国際コーチングセミナー」が31日、神奈川・平塚市の東海大で行われた。海外の指導者を対象に研修や国際交流を計ることを目的とした試みで、3度目となる今年はアゼルバイジャン、カンボジア、コソボ、ポーランド、ベネズエラ、ラトビアから6人の指導者が参加した。

 参加者は10月3日から約1か月間のプログラムでは東海大を拠点に指導法などを学び、20日には平和研修として広島市の広島平和記念資料館を見学する機会も設けられた。この日は修了式を前に内股を指導した井上氏は「柔道を本気で学んだり、自分自身を高めていきたいという意識の高さが我々にとっても刺激になった。世界中の方とこういう活動を通じ、つながり、励まし合い、切磋琢磨できる環境は素晴らしいものだなと改めて感じた」と振り返った。

 また、研修のサポートは東海大柔道部で国際交流を担当する有志の学生たちが務めた。約1か月間、授業の合間を縫って来日した指導者の打ち込み相手などを務め、井上氏は「国際関係に興味がある子たちで、その中の1人はJICA(国際協力機構)でパラオに行くと聞いている。学生にとってもこんなに貴重な機会はないんじゃないか」と意義を語った。

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