【日本ハム】上川畑大悟レギュラー奪取へ髪形ワイルド、プレーはクール

室内練習場でティー打撃を行う上川畑大悟

　日本ハムの上川畑大悟内野手（２８）が１２日、２８歳の誕生日を迎え、ワイルドヘアにイメチェンした。千葉・鎌ケ谷で今季初の自主トレを行い「数字を意識して残せるように」と勝負の４年目へ、レギュラー奪取を誓った。

　記念すべきバースデーに上川畑は今年に懸ける覚悟を口にした。「入団して３年やりましたけど、正直レギュラーとしての成績は残っていない。年齢も年齢なので、数字を意識して残せるように」。昨季は１０６試合に出場し、打率２割４分８厘、１本塁打の成績に終わり、レギュラーを完全につかみ切れなかった。勝負の４年目に向け、髪形から大胆に変えた。

　この日、両サイドを刈り上げ、髪を後ろで束ねたロングヘアを披露。「アラサーなので、しぶい系に変更しようかな」とワイルド系イケメンとなって登場した。家族からの評判は今ひとつのようだが「今まで（ロングヘアに）したことなかったので。今くらいしかできない」と心機一転の理由を説明した。

　髪形はワイルドだが「野球はクールな感じ」と今まで通り、堅実なプレーを貫く。今季初の鎌ケ谷での自主トレとなったこの日は、ノックやマシン打撃などで精力的に汗を流した。オフは打撃を重点的に鍛えている。「去年の８月は感覚がすごい良かった」と１８試合で３割２分６厘を記録したいいイメージをもとに練習に取り組んでいる。

　バットも新調。２３年に４１本塁打を記録したメジャーリーグのブレーブス・アクーニャが使用するモデルを元に、「手を使わず、一体化して打てる」とグリップを太くしたニューバットで打ち込んだ。８０試合で打率２割９分１厘を記録した１年目を超える活躍へ、見た目はワイルド、プレーはクールな上川畑に注目だ。（川上　晴輝）