早大１年生・服部亮太「来年は引っ張れるような存在に」決勝で帝京大に敗戦…ラグビー大学選手権

敗れた早大フィフティーン（カメラ・堺　恒志）

◆ラグビー　◇全国大学選手権決勝　帝京大　３３（１４―１２、１９―３）１５　早大（１３日・秩父宮）

　帝京大（関東対抗戦２位）が早大（関東対抗戦１位）を３３―１５で下し、大会４連覇を達成した。今季の関東大学対抗戦で１７―４８で敗れた早大に雪辱を果たした。一方の早大は５季ぶりの頂点を目指したが、あと一歩のところで届かなかった。早大のＳＯ服部亮太（１年）は「勝ちきれなかったところはすごい悔しいです」と唇をかんだ。

　帝京大に先に２トライを許した。司令塔は立て直しを図ろうと試み、一時２点差まで迫ったが、後半に相手に突き放された。「早稲田の試合では追う展開はまずなくて。立て続けにトライを取られた後、どうしたらいいかと迷いが自分の中でありました。奥にキックを蹴って、仕切り直そうと考えていたけど、うまくいかずにずっとディフェンスのシーンもありましたし、アタックもうまくいかないところがありました」と悔しがった。

　敗戦後のロッカールーム。服部は４年生から「来年、お前らが取れよ」と声をかけてもらった。「１年目から経験できたことは今後の自信につながると思うので、自信を持ってプレーしたい。１年生だから、というのはもう通用しないと思うので、来年はしっかり引っ張れるような存在になれるよう、頑張りたいと思います」と大舞台でしか得られない経験を糧に、来年でのリベンジを誓った。