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流通経大柏・榎本雅大監督 壮絶PK戦に本音「一人にこれだけ背負わせるのは」、準Vも「勇敢に戦ってくれた」

スポーツ報知 / 2025年1月14日 0時26分

選手に指示を出す流通経大の榎本雅大監督(カメラ・今西 淳)

◆第103回全国高校サッカー選手権▽決勝 前橋育英(群馬)1―1(PK9―8)流通経大柏(千葉)(13日・国立競技場)

 17大会ぶりの優勝を目指した流通経大柏(千葉)は、前橋育英(群馬)にPK戦の末に敗れた。7大会前と同カードとなった決勝戦は、再び前橋育英に軍配が上がった。

 先制したのは流通経大柏だった。試合開始から激しいプレスで主導権を握ると、前半12分に中盤でのボール奪取から、ゴール前でパスを受けたJ2富山内定のMF亀田歩夢(3年)が、相手守備2人をかわして、右足シュートをゴール左へ決めて1―0。だが、同31分に前橋育英のMF柴野快仁(2年)に決められ、同点に追いつかれた。最後はPK戦。両チーム10人が登場した激戦は8―9で、流通経大柏の準優勝となった。

 試合後、敗れた流通経大柏の榎本雅大監督は「相手チーム含めて、自分たちも含めて、決勝戦にふさわしい、非常に素晴らしい試合だった」とたたえ、「彼らは今日の悔しさを糧に必ず強くなると思う。彼らが日本代表、世界で戦ってくれることを期待している」と選手たちにメッセージを送った。

 ただ、PK戦については「なかなかPK合戦は非常に複雑な、一つの勝敗を決める方法ではあるんでしょうけど、なかなか難しい。一人にこれだけ背負わせるのはどうかなと個人的には思いますけど、ゲーム形式なのでそれがしょうがないと思う」と本音。最後には「選手たちは最後まで流経らしく勇敢に戦ってくれたと思う」と、感謝の思いを口にした。

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