照ノ富士、初日黒星から２連勝「じっくりいった」

支度部屋で取材に応じる照ノ富士

◆大相撲初場所　第３日（１４日、東京・両国国技館）

　横綱・照ノ富士（伊勢ヶ浜）が初日黒星から２連勝とした。幕内で過去１２戦無敗の元大関・霧島を慎重に寄り切った。両膝痛などによる２場所連続の全休明けということもあり、取組後は「体が出来上がっているわけではないので。（まわしを）完全に取るまではじっくりと思っていった」と淡々と振り返った。

　３場所ぶりの復帰となった今場所、２勝１敗と白星が先行した。高田川審判部長（元関脇・安芸乃島）は「横綱は大事に取った。長くなれば自分の形に持っていける。今日の勝ちは大きいです。これで上がってくるでしょう」と期待。八角理事長（元横綱・北勝海）は「一つ勝つのが大変ということ。序盤はこうやっていくしかないだろう。そうすれば良くなる」と評価した。