3月襲名披露の桂ざこばさん一門3人が報知新聞社訪問 「落語は“気ぃ”や!」の師匠イズム継承
スポーツ報知 / 2025年1月15日 14時47分
上方落語家・桂ざこばさん(昨年6月死去、享年76)の弟子で、3月に同時襲名披露する桂ひろば、桂ちょうば、桂そうばの3人が15日、大阪市北区の報知新聞大阪本社を報告のために訪れた。
ひろば(2000年入門)は「2代目桂力造(りきぞう)」、ちょうば(01年入門)は「4代目桂米之助(よねのすけ)」、そうば(05年入門)は「2代目桂惣兵衛(そうべえ)」を、それぞれ襲名する。
「力造」は落語家で「桂」を名乗った始祖・桂文治(ぶんじ、1773~1815年)さんの弟子で、約200年ぶりの名跡(みょうせき)復活となる。「惣兵衛」は、その文治さんの本名。先代の「米之助」は、ざこばさんの師匠の人間国宝・桂米朝さん(15年死去、享年89)の兄弟子にあたる。
キャリア最長のひろば改め力造は「披露公演には師匠も出ていただく予定だったので本当に残念。『落語は“気ぃ”や!』という言葉が印象に残っています」と、大きな体格にピッタリの芸名に気合を込めるつもりだ。
ちょうば改め米之助は「先代のご家族が『いつまでも空き名跡にしていられない。縁のある方に継いでもらいたい』とおっしゃられ、タイミングが合いました。師匠には『人生にムダは一つもない。失敗もプラスになる』と教えられた」と日々挑戦の気持ちも受け継ぐ。
そうば改め惣兵衛は「『―ば』で、ざこばの弟子とすぐ分かる。その“焼き印”がなくなるのはさびしいですが、よく言われた『空気の読める落語家』になりたい」と、それぞれ師匠からの学びを高座で表現していく。
3人は入門の年は違うが、偶然にも同じ1978年生まれの46歳。サッカーの元日本代表・中村俊輔(現・横浜FCコーチ)、歌手・浜崎あゆみ、椎名林檎らと同世代で、結束は固い。
所属する米朝事務所を代表して、後見人として桂南光、ざこばさんの筆頭弟子・桂塩鯛(しおだい)も来社した。南光は「襲名は2年以上前から、ざこば兄さんと相談していました。それぞれの個性があるので、継ぐ名前は本人たちに任せた。兄さんのイズムが根底にあるので、いい落語家になるのは間違いない」と、さらなる向上を期待した。
兄弟子・塩鯛は「一門で名前を変えたのは僕だけだったので、めでたい。一丸となって前進していきたい」と喜んだ。
襲名披露公演は3月20日、米朝一門の“本拠地”のサンケイホールブリーゼ(大阪・梅田)で開催され、桂米団治、上方落語協会会長・笑福亭仁智も口上に並ぶ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
3月に「力造」襲名の桂ひろば 師匠は故ざこばさん、信条は古典丁寧に伝える、趣味はバイク
スポニチアネックス / 2025年1月15日 11時3分
-
桂ざこばさん弟子の桂ひろば、桂ちょうば、桂そうば襲名あいさつ「師匠にも喜んでいただけるよう」
日刊スポーツ / 2025年1月15日 5時30分
-
「自分にしかできないことを」3月に披露公演、ざこばさんの弟子3人が来社し襲名挨拶
産経ニュース / 2025年1月14日 20時59分
-
桂南光ら、2カ月後に襲名予定の故桂ざこばさんの弟子3人と来社 ざこばさんとの秘話明かす
スポニチアネックス / 2025年1月14日 18時42分
-
ざこばさんの弟子桂ひろば、ちょうば、そうばが襲名あいさつ、兄弟子からもお墨付き
日刊スポーツ / 2025年1月14日 16時37分
ランキング
-
1カジサックの美人娘 TV登場でネット沸騰「めっちゃかわいい」「まじで透明感えぐい」「目がそっくり」
スポーツ報知 / 2025年1月15日 12時20分
-
2粗品、宮迫キックボクシング挑戦へのバッシングに同情 「俺でもついに擁護する側に回るぐらい...」
J-CASTニュース / 2025年1月15日 11時7分
-
3源田壮亮・衛藤美彩夫婦が和解も疑問「どんだけ嫌われてんの」過去の“裏切り事件”が再熱
週刊女性PRIME / 2025年1月15日 11時0分
-
4中居正広トラブル 世界各国が報道 ドイツ紙に仏メディア「日本のスターが…」 米投資ファンドも意見
スポニチアネックス / 2025年1月15日 12時35分
-
5中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください