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【弁護士解説】“中居騒動”に関するフジテレビの会見のポイントは「組織ぐるみで行っていたとしたら…」

スポーツ報知 / 2025年1月17日 5時50分

若狭勝弁護士

 フジテレビの定例社長会見のポイントについて、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が解説した。

* * *

 昨年12月の一部報道では中居の女性トラブルに同局の編成幹部が関与したとされたが、同局は否定。だが、その後も当該幹部が別の食事会もセッティングしていたという報道や、当該女性が上司に相談していた内容などが報じられた。

 若狭弁護士は「中居さんが犯罪を犯していない限り、もしフジテレビ局員が関与していたとしても、法律的に罪に問われることはありません」としつつ、「社会的地位があるテレビ局がウソをついたとなると、コンプライアンス的には問題になる」とした。仮に当該女性が上司に相談していた場合について、「上司がどう対応したのかが重要になる。会社には『安全配慮義務』といって、社員の健康や精神状態に配慮しなければいけないという法律があるため、そこも一つの焦点になる」とした。

 16日発売の「週刊文春」では同局女性アナの告白として、同局編成幹部経由で設定された中居との食事会に女性アナが参加。会場が当日、急きょ飲食店から高級ホテルの一室に変更されたとも報じられた。一般社会でも先輩・後輩の間柄として異性と食事に行くことはあるが、若狭弁護士は「そこに同意があればいいのですけど、なければハラスメントの一環になる可能性もある」と回答。「それを会社全体、組織ぐるみで当たり前のように行っていたとしたら、組織的なパワハラとしても捉えられる。20~30年前は当たり前に通じていたものでも、現代に適しているかを照らし合わせないといけない」とした。

 MCを務めている「だれかtoなかい」(日曜・後9時)で、同局はトラブルを把握してからも、報道で明らかになるまで中居の起用を続けていた。現在は当面の間、休止としている。若狭弁護士は「コンプライアンスが叫ばれる現代では、現時点では番組復帰や、フジテレビでの起用は難しいと思います」と話した。

 ダルトン・インベストメンツとその関連会社が設置を要求すると発表した。若狭弁護士は「まずは、フジテレビが、自らどの程度説明するのか。不信感が漂ったり、いろいろ隠しているように感じていたら、第三者委員会という展開になる。どれだけ、自浄できるかが鍵ではないでしょうか」と語った。

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