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元白鵬の宮城野親方、引退の照ノ富士は「どん底のさらに下まで下がって、そこから上がってきた。私には想像できない」

スポーツ報知 / 2025年1月17日 12時22分

宮城野親方

◆大相撲 ▽初場所6日目(17日、東京・両国国技館)

 日本相撲協会は17日、横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)の現役引退、年寄・照ノ富士の襲名を発表。この日、伊勢ケ浜部屋付きの宮城野親方(元横綱・白鵬)が取材に応じ、引退した横綱をねぎらった。

 この日の朝稽古で照ノ富士本人から引退の報告を受けたという。「1回どん底のさらに下まで下がって、そこから復帰して関取、大関に上がって横綱に。それは私には想像できない。すごいなと思う」と、一度は大関から序二段に転落、そこからはい上がってきた不屈の闘志をたたえた。

 照ノ富士との思い出を問われると「やっぱり最後の21年の名古屋場所」と、自身の現役最後となった場所を挙げた。14日目までともに全勝。千秋楽で優勝を決める一番を闘った。「私の中では大関ではなく、横綱・照ノ富士として土俵に上がっていた」と、当時の心情を振り返った。

 今後はともに部屋付きの親方として後進の指導にあたる。「同じ親方になる。指導するのもうまいし、自分も勉強になることもある。いい親方になってほしい」とエールを送った。

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