WBO―AP王者の藤田健児「どんどん世界の扉をこじ開ける」 試合前夜は兄・大和がアブダビで総合格闘技戦
スポーツ報知 / 2025年1月17日 15時26分
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・藤田健児―同級1位マイケル・カサマ(1月18日、東京・後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・フェザー級(57・1キロ以下)王者・藤田健児(帝拳)が18日、東京・後楽園ホールで2度目の防衛戦に臨む。17日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量を行い、リミットの57・1キロでパス。WBO同級5位につけるアマ10冠のサウスポーは「1試合1試合、試合で見せていって、どんどん世界の扉をこじ開けていく感じかなと思います」と2025年初戦の意気込みを語った。
挑戦者の同級1位マイケル・カサマ(フィリピン)の戦績は13戦10勝(10KO)2敗1分け。勝利は全部KOという強打者だが、「パンチは間違いなくあるので警戒して、事故を起こさないように、かつ自分の強いパンチで(倒す)という意識ですね」と話した。
昨年6月の初防衛戦で、左腕を骨折。手術後、9月から軽い練習をはじめ、10月に実戦練習を再開した。手術した左腕にはプレートが入ったままだが、左ストレートに磨きをかけた。「左ストレートを、しっかり当てることを意識した。基本が出来ていなかったので、粟生(隆寛)トレーナーに指導してもらって見つめ直した。真っすぐ打てることがいかに難しいか考え直した」。アマチュアで174戦の実績を誇るが、改めて基本に立ち返った。
17日夜には、総合格闘家の兄・藤田大和が、アラブ首長国連邦アブダビで「UAE Warriors」に参戦する。「試合が(日本時間の)夜中なので、あしたの朝起きたら、結果を見ます。なんで(自身の試合の)前日になったのか、急きょ決まったそうで、運命を感じます」と笑った。
試合翌日の19日は31歳の誕生日。「昨年の誕生日が試合前日だったので、胃もたれしそうなのでケーキを食べられなかった。今年は試合翌日なんでしっかり食べたいと思います」。30歳最後の日に快勝し、メインに登場する同門で同階級の中野幹士(帝拳)にバトンを渡す。
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