【卓球全日本】２連覇中の早田ひながジュニア準Ｖ面手凛に競り勝ち６回戦進出…女子シングルス

女子シングルス５回戦　打ち返す早田ひな（カメラ・宮崎　亮太）

◆卓球◇全日本選手権　第３日（２３日、東京体育館）

　女子シングルス５回戦が行われ、３年連続４度目の頂点に挑んだ早田ひな（日本生命）がジュニア女子準優勝の１７歳・面手（めんで）凛（岡山・山陽学園高）に４―２で競り勝ち、同日の６回戦に進出した。

　序盤は相手の勢いに押された。第１ゲーム（Ｇ）を８―１１で落とすと、第２Ｇはサーブで得点するなど１６―１４で取り返す。第３Ｇを１１―７で取ったが、第４Ｇは８―１１で取られた。第５Ｇを取ったが、３―２で迎えた第６Ｇは簡単にいかない。序盤はレシーブミスなどがありリードされた。だが、最後は力強いバックハンドを決めるなど、１４―１２で押し切った。

　早田はシングルス銅、団体銀メダルを獲得した昨夏のパリ五輪で左手首を痛めた。昨年１１月に地元・北九州市でのＷＴＴファイナルで実戦復帰し、年明けのＷＴＴスターコンテンダー・ドーハで日本勢の横井咲桜（ミキハウス）を３―０で五輪後初勝利を収めた。今大会は２３日の４回戦から登場し、２５歳の加藤亜実（十六フィナンシャルグループ）を４―１で退けていた。

　２３日の４回戦後の会見では「勝つことは大事ですけど、パリが終わって試合を見に来て下さっている方も多くいる。最後までやり切りたい」と語っていた。