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高田勇仁がWBO―AP新チャンピオン 小林豪己とのサバイバルマッチ制し世界へ急接近

スポーツ報知 / 2025年1月24日 17時27分

勝利の雄たけび 新チャンピオンになった高田勇仁(カメラ・中島 傑)

◆プロボクシング▽WBOアジアパシフィックミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇同級3位・高田勇仁(判定)王者・小林豪己●(24日、有明アリーナ)

 挑戦者のWBOアジアパシフィックミニマム級3位で前日本同級王者・高田勇仁(26)=ライオンズ=が1―2の判定で新チャンピオンに輝いた。世界ランカー同士のサバイバルマッチで価値ある白星を手にした高田は「厳しい練習をしてきたので、この大舞台で勝てて本当にうれしい」と声を弾ませた。

 3回だ。「作戦には入れていたパンチ。うまくはまった」という右アッパーでダメージを与え、右ストレートでダウンを奪う。その後も右アッパーが面白いようにヒット。小林が「見えなかった」と振り返ったパンチで、対戦相手のあごを何度もはね上げた。

 日本王座を4度防衛しながら、この試合に向け「退路を断ちたい」と日本のベルトを返上した。目標は世界だが、日本の次はアジアを制して、その上で世界に挑む。その熱い思いが実りアジアのベルトを手にした。有言実行したことで世界挑戦への扉は開き始めた。「このベルトは意味があるし大切にしたい。でもまだ先がある。世界を狙っていくのでもっと練習して頑張りたい」と、そう遠くない頂点の舞台に思いをはせた。

 戦績は高田が16勝(6KO)8敗3分け、小林は8勝(5KO)2敗。

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