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21世紀枠・壱岐高OBの本紙記者が「見た」母校の快挙 深刻な人口減の中に飛び込んできた明るい話題で島民に活気

スポーツ報知 / 2025年1月25日 5時20分

喜ぶ壱岐ナイン

 第97回センバツ高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の選考委員会が24日、大阪市内で行われ、32校が選出された。21世紀枠には横浜清陵(神奈川)と壱岐(長崎)がともに初出場を決めた。全部員が島出身の壱岐は、甲子園1勝に挑む。

* * *

 壱岐高校OBの本紙メジャー担当・西村國継記者が、母校の快挙を「見た」。

 まさかウチが。そう思ったのは今秋から4度目だ。長崎の秋季県大会で創成館を破るなどして決勝進出したのが最初。九州大会で1勝してベスト8で2度目。21世紀枠の九州地区候補に選ばれて3度目。そして、この日を迎えた。

 自分が壱岐で育ってきた中、甲子園は別の世界だった。県大会が始まって数日で棒スコアで初戦敗退を確認する。初戦突破したら「頑張ってるな」と心の中でつぶやいた。それが近年にベスト8、ベスト4に進出していたと知り「何の起こりようとで?(起こってるんだ?)」と思ったものだ。

 南北約17キロ、東西約15キロの島の南西部、郷ノ浦町の高台、喜応寺ケ丘(きおうじがおか)に位置し、グラウンドからは郷ノ浦湾を一望できる。陸上部、ソフトボール部、音楽室に入りきれない吹奏楽部のパート練習の音をBGMに、グラウンドを共用していたのを覚えている。

 34年ぶりに訪れた母校では、ブラバンの音が消えていた。当時は花形の部活動だったが、十数人になってしまったという。昨年、壱岐で生まれた子はおよそ100人。つまり2040年の新高校1年生は島全体で100人ということだ。深刻な人口減の中に飛び込んできた明るい話題に、すでに島民の活気を感じた。自分としては、まずはふるさと納税をしようと思う。(90年度卒業)

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