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長い手足生かしたもろ手の立ち合いがベスト「槍の金峰山」だ…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2025年1月25日 5時40分

琴桜(左)を突き出す金峰山(カメラ・今西 淳)

◆大相撲初場所13日目(24日、東京・両国国技館)

 単独トップの西前頭14枚目・金峰山は大関・琴桜を突き出して2敗を守った。金峰山を1差で豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士が追う展開となった。琴桜は負け越しが決まり、綱取りから一転、来場所は昇進7場所目で初のかど番を迎える。

* * *

 「槍(やり)の金峰山」といってもいいだろう。立ち合いのもろ手が鋭く喉元を突いて琴桜の上体を起こした。二の矢、三の矢の突っ張りで完勝。前日は豊昇龍に貫禄負けしたが、大の里を破った一番も見ると、長い手足を生かしたもろ手の立ち合いがベストだ。14日目は3敗の霧島との一番が組まれた。大の里や琴桜より的が小さいだけに、もろ手が空回りするのではという邪念は捨てろ。残り2日、自分の信じた道を貫け。

 残り2日はされど2日。金峰山には土俵の上だけではなく“眠れない夜”との闘いが待っている。長い大相撲の世界、何人もの力士が自分との闘いに負けてきたのも事実である。

 琴桜は顎を上げて胸を張った立ち合いでは話にならない。綱取りが一転、来場所はカド番。これも試練だろう。相撲人生には「回り道」が必要な時もある。順調すぎてもおもしろくない。この屈辱をジャンピングボードにしてほしい。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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