右肩故障でＶ２戦延期の武居由樹がリング上で謝罪「必ず強くなって帰ってきます」

負傷で試合中止の武居由樹は３試合目のあとにリングであいさつ（カメラ・小林　泰斗）

◆プロボクシング　▽ＷＢＡ、ＷＢＣ、ＩＢＦ、ＷＢＯ世界スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）統一戦１２回戦　統一王者・井上尚弥―ＷＢＯ世界同級１１位・金芸俊（２４日、東京・有明アリーナ）

　ＷＢＯ世界バンタム級（５３・５キロ以下）王者・武居由樹（大橋ジム）が、リングに上がりファンに向けて謝罪した。本来ならこの日、２度目の防衛戦でＷＢＯ世界１０位ユッタポン・トンデイ（タイ）と対戦予定だったが、昨年１２月に右肩を故障し延期した。僕のけがによって試合を延期してしまい、対戦相手のユッタポン選手、そして何より今回の試合を楽しみにしてくれていたファンの皆さま、本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

　右肩関節唇損傷と診断され、現状を「走り込みと左のパンチの練習をやっている。右肩も少しずつですが良くなってきている」と説明した。試合会場に来ると思うこともあるようで「リングに上がると今日試合ができなかったことが本当に悔しいですが、必ず強くなって帰ってきますので、みなさん、待っていてください。次、復帰する時は必ず強くなった武居由樹を見せるので、応援に来てくれた何より、僕はうれしいです」と呼びかけた。