1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

奈良井翼が判定で地域王者対決制す 「下馬評で負けていたので、ちょっとうれしい」

スポーツ報知 / 2025年1月24日 19時17分

10回、渡辺海を攻める奈良井翼(カメラ・小林 泰斗)

◆プロボクシング ▽ライト級(契約体重60・0キロ以下)10回戦 〇奈良井翼 (判定) 渡辺海●(24日、東京・有明アリーナ)

 ライト級(契約体重60・0キロ以下)のノンタイトル10回戦は、日本スーパーフェザー級王者・奈良井翼(RK蒲田)がWBOアジアパシフィック同級王者・渡辺海(ライオンズ)に判定勝ちした。

 戦績は25歳の奈良井が15勝(10KO)2敗、22歳の渡辺が13勝(7KO)2敗1分け。

 地域王者同士の対戦は序盤から距離をとっての探り合い。それでもチャンスとみると距離を縮めて打ち合った。3回には奈良井が左カウンターで渡辺をぐらつかせた。渡辺は「見えなかった。一瞬だけ効いた」という。奈良井は5回、偶然のバッティングで左目上をカットしたものの、終盤まで冷静に対応した。

 最終回、激しい打ち合いで両者は王者の意地をぶつけ合ったが倒しきれず、試合は判定へ。ジャッジ1人が96―94と渡辺を支持したものの、残る2人は96―94、96―94で奈良井。2―1の判定で日本王者に軍配が上がった。

 「KOしたかったが、渡辺選手がうまかった。最初、いいの(パンチ)が当たってぐらつかせたが、渡辺選手が盛り返してきて、引きのボクシングで距離を取られた」と奈良井。それでも「下馬評で負けていたので、勝ててちょっとうれしい」と笑顔を見せた。

 試合前、ここでの勝利を世界へのジャンピングボードにするという気構えでいたが、「今日の内容じゃ、世界とは言えない」と奈良井。「上に行くために、練習を頑張っていくしかない」と気合を入れた。今春には日本王座の防衛戦が待っており、「今後はそこに集中していきたい」と力を込めた。

 一方、渡辺は「練習不足です。それだけです」と話した。契約体重によるノンタイトル戦だったが、「統一戦で今後に残れるかという試合」と位置づけていたといい、「結構気合が入っていたが空回りした」と反省した。今後については、保持するWBOアジアパシフィック王座の防衛戦も含め「トップ戦線で戦えるよう、イチから立て直していきたい」と前を向いた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください