【センバツ】秋の王者が同県公立校の２１世紀枠選出に大拍手 村田浩明監督は「オール横浜で甲子園に乗り込みたい」

センバツ出場が決まり、喜ぶ横浜の選手たち（カメラ・相川　和寛）

　第９７回センバツ高校野球大会（３月１８日開幕、甲子園）の選考委員会が２４日、大阪市内で行われ、出場３２校が決まった。昨秋の明治神宮大会を制した横浜（神奈川）の部員たちは、校内の小講堂で出場校発表のテレビ中継を見守った。自校の６年ぶり選出は文句なしだったが、部員たちは先に発表された２１世紀枠で、同じ神奈川の県立高・横浜清陵の校名が呼ばれた瞬間、大きな拍手で祝福した。

　私学勢が圧倒的に優勢な神奈川で初めての２１世紀枠選出。自身も県立の白山で指揮を執った経験がある村田浩明監督は「歴史が変わった。野原さん（横浜清陵の野原慎太郎監督）はライバルであり、兄貴のような存在。一緒に甲子園に行けるなんて夢物語のよう。『オール横浜』で甲子園に乗り込んで一緒に勝ちたい」と感激の表情。阿部葉太主将（２年）も「一緒に神奈川の野球が熱いんだというところを見せられたら」と、聖地に“ヨコハマ旋風”を巻き起こすことを誓った。