【ラウンドＶＴＲ】井上尚弥―金芸俊 衝撃の右ストレートで４回ＫＯ勝ち

４回、金芸俊をノックアウトした井上尚弥(カメラ・小林　泰斗)

◆プロボクシング　▽ＷＢＡ、ＷＢＣ、ＩＢＦ、ＷＢＯ世界スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）統一戦１２回戦　統一王者・井上尚弥―ＷＢＯ世界同級１１位・金芸俊（２４日、東京・有明アリーナ）

　世界４団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥（大橋）は、ＷＢＯ同級１１位の挑戦者・芸俊（韓国）との防衛戦に臨んだ。４回２分２５秒、顔面に右ストレートがヒット。金は後方に吹っ飛び、しばらく立ち上がれないほどの衝撃でＫＯ勝ちを収めた。

　対戦予定だったサム・グッドマン（オーストラリア）の負傷で試合が１か月延期になった上に、ゴング１３日前にグッドマンが再度負傷し相手が金に変更されるアクシデントが続いたが、“モンスター”の強さに影響はなかった。

【１Ｒ】お互い相手を見る展開だが、尚弥がじりじり前に出てプレッシャーをかける

【２Ｒ】尚弥が相手との距離を詰め、左ジャブ、右ストレートを確実にヒット

【３Ｒ】尚弥の攻撃に金が下がる。パンチを浴びた挑戦者の顔面が腫れ始める

【４Ｒ】尚弥の右ストレートがヒット。金がキャンバスに崩れ落ち、そのまま試合が終了