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【センバツ】東海大札幌が10年ぶり7度目の出場…現校名では初…山口聖夏遊撃手「自分たちの目標は日本一」

スポーツ報知 / 2025年1月25日 5時31分

山口(左)、矢吹(右)両主将を胴上げする東海大札幌の選手たち(カメラ・島山 知房)

 第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、32校が決定した。北海道地区は、昨年の秋季全道大会で優勝した東海大札幌が10年ぶり7度目の出場を決めた。現校名(2016年4月に東海大四から変更)では初の甲子園出場で、東海大系列では唯一の選出。「東海」の代表として、準優勝した前回出場の2015年を上回る日本一を目指す。

 日本最北の「東海」に10年ぶりに春の便りが届いた。出場校発表のライブ配信で一般枠発表の先陣を切って「東海大札幌」の名前が読み上げられると、保護者も駆けつけた同校の講堂は拍手に包まれた。勝負カラーである赤のネクタイを身にまとい、ネット中継を見守った遠藤愛義監督(40)は「かなりほっとした」と安堵(あんど)の表情。全国14校ある東海大系列の高校で唯一の出場となり、「東海の縦じまのプライドを持っていきたい」と気を引き締めていた。

 遠藤監督が就任し、新体制で臨んだ昨秋。矢吹太寛、高橋英汰(ともに2年)の左右ダブルエースを中心に地区から8試合7失点の堅守で頂点まで駆け上がった。指揮官の構想では現時点で、山口聖夏遊撃手(2年)を含めた3人のみが主力に内定しており、矢吹は「すごくワクワクしている。分かっていても打てない真っすぐを求めてやっていきたい」と力を込めた。

 一方、打線は明治神宮大会の準々決勝・広島商戦で完封負けを喫するなど、課題を残した。今オフは1日おきにウェートトレーニングを実施し、瞬発系よりも筋肥大のメニューを多く取り入れて強化。スケートトレや陸上部の練習参加も行い、春の大舞台に向けて急ピッチでフィジカルを鍛え上げている。

 早くも大舞台に向けて道外遠征などの準備を進めており、ユニホームもデザインを変更する方針。青色をさらに濃くして縦じまのラインを増やし、遠藤監督の母校である東海大相模に近いデザインになる見込みだ。

 前回出場となった15年は惜しくも決勝で敗戦。あと一歩のところで道勢初のセンバツ優勝を逃しており、山口は「自分たちの目標は日本一」と力強く宣言した。東海大札幌として初めて足を踏み入れる聖地。東海魂を胸に、10年前の“忘れ物”を取りにいく。(島山 知房)

 ◆2015年第87回センバツ高校野球大会VTR 14年ぶり出場の東海大四は、1回戦でエース右腕・大沢志意也が21世紀枠で出場の豊橋工(愛知)を完封。3―0で初戦突破すると、2回戦は2点ビハインドの8回に5安打3得点で逆転し、3―2で松山東(愛媛)を下した。準々決勝の健大高崎(群馬)戦は先発の権濤源が好投し、1―0で勝利。準決勝は大沢が浦和学院(埼玉)の強力打線に対して完投勝利を挙げ、3―1で撃破。決勝は1回に先制したものの、4番でエースの平沼翔太(西武)擁する敦賀気比に1―3で逆転負けを喫した。

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