「男役を脱ぎ捨てて…」元宝塚花組トップスター・柚香光が退団後初の舞台 「劇団☆新感線」４５周年興行・初夏公演

劇団☆新感線の４５周年興行「紅鬼物語」の公演ビジュアル。柚香光（左）と鈴木拡樹

　元宝塚花組トップスターの柚香光（３２）の退団後初の舞台となる「劇団☆新感線」の４５周年興行・初夏公演のタイトルが「いのうえ歌舞伎【譚】Ｒｅｔｒｏｓｐｅｃｔｉｖｅ『紅鬼物語』」（作・青木豪、演出・いのうえひでのり）に決定し、ビジュアルが解禁された。

　４５周年を迎える新感線のメモリアルな公演は鬼が棲（す）むとされる平安の世を舞台にしたおとぎ話のようなファンタジー。これまで新感線の舞台には何度も足を運んでいたという柚香は「劇団☆新感線さんの舞台に自分が主演として立てるなんて！　と、とても興奮しています」と語る。

　昨年５月の退団後、コンサートなどは行っているが舞台に立つのは初めて。「歌劇を卒業し、男役というものを脱ぎ捨てての初めての作品になりますので、たぶん自分が今まで出会ったことのない何かが産声を上げるような、新しいものに出会えそうだとも思っています」とコメント。「まだ自分が知らない自分と一体化しつつ、今回演じる役柄をどうやって作っていくかが、まずは一番のテーマです」と意気込んだ。

　鈴木拡樹（３９）らが共演。公演は５月１３日～６月１日まで大阪・ＳｋｙシアターＭＢＳで、６月２４日～７月１７日まで東京・シアターＨにて上演される。