イチバン！ フリースタイルフットボールで世界一に輝いた 滝川市の中学生 その美技をたっぷり！

(c)HTB

森唯菜アナウンサー

きょうのイチバンはサッカーの ある種目で世界一に輝いた滝川市の中学生です。

ボールを自由自在に操るサッカー少年に教わって

私も初挑戦してきました！

「滝川市にやってきました。ここに世界一のサッカー少年がいるということで会いに来ました。どんな子でしょうか」

「サッカーチームじゃなくてサッカー少年なんですもんね」

福田志隼（しはや）くんの 華麗なフリースタイルフットボールの演技

森唯菜

「えっ！どういうこと！すごい、かっこよ！」

フリースタイルフットボールという競技で

ボールを巧みに操るこの少年。滝川市の中学3年生、福田志隼くんです。

さあ！福田くんの世界一のパフォーマンスをたっぷりとお見せしましょう。実況藤澤がお伝えします。まずはボールをヒールで上げている間に…3回転からの華麗なトラップ！軽やかなリフティングから逆立ちでボールをキャッチ！これはノリクラという技ですね。そして…ボールが足に吸い付いているのか？美しいステップで魅せて…ここできた！志隼のオリジナル技、志隼クラッチ！さらにボールを挟んだままバク転で魅せた！最後はノリクラでボールを掴んで…これが、世界一の、志隼フローだ！！

去年12月にオンラインで行われたフリースタイルフットボール16歳以下の世界大会。福田志隼くんはその大会で見事優勝し、世界一に輝いたサッカー少年です。

森唯菜「ボールがぐるぐるぐる、わけわからない動きになってましたけど、これって私にもできたりするんですか？」

「できるための動きを作ってきました！」

「…どう？」

福田君「やったことない人にしてみたら…まあまあうまいと思います」

森唯菜「無理やり言わせました、世界一の子に（笑）」

足元のおぼつかない唯菜さんですが…志隼くんとの特訓が始まります。滑らかな動きで魅せる福田志隼くん、一見簡単そうに見えますが… 唯菜 「待って難しいぞ、簡単そうに見えて結構複雑！志隼くんがやるとすごいかっこいい！」 少しずつボールの扱いにもなれてきて、練習にも熱が入ります。 唯菜 「脱いでいいですか、道場で1時間練習したくらい暑い」 そして…！唯菜さんと福田志隼くんの30分以上にわたる特訓の成果がこちら！

「まあまあまあまあ、できた感覚はありましたけど…」

「きょう初めてなんですよね？めっちゃうまいです！/日本一目指しましょう！」

KUROコーチ 「体とボールが離れすぎちゃってるね、足の角度かな上げる場所と」 毎週土曜日福田君は滝川から札幌まで来て、師匠のKUROコーチとマンツーマンで指導を受けて 練習をしています。

福田志隼くん 「コーチと一緒に考えたりしてレベルの高いフローを作りながら練習しています」 3歳でサッカーを始めた福田志隼くんがフリースタイルフットボールと出会ったのは小学4年生のとき。プロのフリースタイラーであるKUROコーチの演技を見て、その魅力に取りつかれました。

世界大会で優勝したときのパフォーマンスもKUROコーチと2人3脚で作り上げたものです。

福田志隼くん

「自分の好きなようにかっこつけられて自分の好きなように魅せられるのが一番の魅力だと思います」

KUROコーチ

「努力してギリギリまで追い込む性格なのですごい一生懸命頑張る子/世界で活躍したいという目標が彼にあると思うので、大人の部門でも活躍して日本のシーンを引っ張って行ってくれる存在になってくれたらいい」

3時間以上の練習を終えた福田志隼くん。息つく間もなく次の練習へと向かいます。

岩見沢市にあるアクロバット教室。パフォーマンスにアクロバットの動きを取り入れたいと通い始めたそうです。

福田志隼くん

「こういう動きがかっこいいけどボールで使えないかなみたいな。アクロバットがうまい人とフリースタイルをやっている人が話し合ってこれいいんじゃないというのを練習しています」

世界大会で優勝しても、さらなるスキルアップを目指して努力を続ける福田志隼くん。

森唯菜「それほどのめり込む理由はなんですか？」

福田志隼くん「楽しい、ボールがまず楽しいから。自分のやりたい技だったり自分でこういうフローを作りたいなとか、こういう動きをしたいなというのを組み込んだりオリジナル技を作ったりできるのが楽しい」

世界では徐々に増えつつある競技人口。ただ、国内だとわずか100人ほど。

福田志隼くん

「今回優勝した大会で2連覇もそうだけど北海道でフリースタイルをやっている人が少ないから、もっと結果を出して、やりたいと思う人が増えればいいなと思っています」