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観光と住民生活との両立は? 春節に備え小樽市は28日から海外観光客が多く集まる「船見坂」に警備員を配置

HTB北海道ニュース / 2025年1月24日 16時37分

(c)HTB

廣瀬美羽記者)

「道路の真ん中にカメラを設置して写真撮影しています。(車が来て)危ない危ない」。

中国と韓国で上映された映画のロケ地にもなったJR朝里駅。24日も踏切の真ん中に立ち止まり写真を撮る観光客の姿が。23日にこの踏切の近くで悲劇が起きました。中国人観光客の女性が列車にはねられ死亡。女性は当時、線路付近で写真を撮っていたということです。

観光に詳しい専門家は、今回の事故について…

「相応の数の観光客を受け入れるとマナーやモラルの問題もそうだし、さまざまな行動が事故につながるリスクが高まる」。

「列車入ります!ご注意ください。(中国語で)下がって」

24日、JRは警備員を増やし、監視体制を強化。中国語でも注意を呼びかけますが、マナー違反はなくなりません。

市によりますと、今年度上半期の外国人宿泊客数は、9万8000人あまり。1997年の統計開始以来、最多となりました。

廣瀬美羽記者)

「小樽の船見坂なんですが、全部外国の方ですね。こんな住宅街にたくさん人がいます」

JR小樽駅から車で数分の船見坂。ここも映画のロケ地になった場所で、外国人観光客に人気。道路の真ん中で写真撮影をする人も。

中国から)

「小紅書というSNSがあって、晴れた日に海の写真を撮ることができる場所とおすすめに出てきた。小さい家もきれいと書いてあった。危険なので、道路脇に留まって、ドライバーの迷惑にならないようにする」。

地域住民は…「俺も何回も注意したことあるんだわ。だけどそのひとたちは注意してもこれ一回きりだからあとはもう来ないよって。次のひとたちがくるその繰り返し。すごい迷惑だからね」。

来週28日からは春節に伴う連休が始まり、さらなる観光客の増加が予想されます。小樽市は28日から船見坂に警備員を配置することにしました。

小樽市観光振興室 松本貴充さん)

「国内外から多くの観光客に来ていただきたいと考えているが、文化の違いなのでしょうけれど、マナー違反などが地域住民の生活の質の低下につながる可能性もあるので、バランスをとりながらしっかりと対応していきたい」。

観光客を受け入れながらいかに住民の生活を守るか。難しい局面に立たされています。

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