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「撤去できるものはしていく」市が撤去命令検討の動物園「ノースサファリサッポロ」運営会社代表取材応じる

HTB北海道ニュース / 2025年2月5日 17時44分

(c)HTB

森唯菜アナウンサー)

札幌市が建物の撤去命令を検討している動物園「ノースサファリサッポロ」について、5日、運営会社の代表が「撤去できるものはしていく」とHTBの取材に応じました。

サクセス観光 星野和生代表)

「建物の認識に関してが甘かったという部分が一番大きいと思う。そこはもう深く反省している」。

「日本一危険な動物園」と紹介されることもあった札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」。運営会社の「サクセス観光」は無許可で施設などを建設し営業を続けてきました。

札幌市は面積のおよそ3割弱が「市街化調整区域」で、ここでは住宅や商業施設の建築に市の許可が必要となります。ノースサファリもその区域内にありますが、市に届け出はありませんでした。市は20年間にわたり立ち入り調査や指導を繰り返してきましたが、運営会社が応じることはありませんでした。

札幌市都市局 坪田修一課長)

「全く言うこと聞かないという形ではないですけども、「わかったわかった」とか「いやだったら対応するわ」ぐらいな対応だったという報告は聞いてます」。

市は建物全ての撤去を命じる「除却命令」を含め対応を検討しています。無秩序な市街化を防ぎ、貴重な自然を保全するための「市街化調整区域」。なぜ、ここにノースサファリが造られたのでしょうか。

5日、HTBの電話取材に応じた運営会社の代表は…

サクセス観光 星野和生代表)

「今回の報道で皆様にご心配とご迷惑をかけた本当に申し訳ないと皆様にも思っています」、「市街化調整区域に建物を建てる方々が(他にも)たくさんいた中でそこはちょっと甘く考えてたのが一番の原因だったと思います」。(Q:調整区域内ということは知っていたんですか?)「知ってました、指導を受けたので」(:Q指導を受ける前は知ってた?)「指導を受ける前はあんまりそういうことが詳しくわからなかったです」。

ただ、ルール無視の実態はこれだけではありません。

加藤諒也記者)

「ノースサファリサッポロと書かれた大きな看板もあります」。

国道に掲げられたノースサファリサッポロの案内看板。北海道開発局によりますと全部で5枚ありますが、国道沿いの国有地に営利目的の看板を設置することは道路法で禁じられています。北海道開発局は撤去を求める指導をあわせて8回行ってきましたが、運営会社は応じていません。

これについての説明はというと…

サクセス観光 星野和生代表)

「開発局の方が僕に持ってきた回答が「誘導看板のみにしてください」と話で終わってた時期があった。それがあったからその後のことは僕は放置してたということになっちゃったと思う」。

これに対し、北海道開発局は運営会社に「誘導看板のみ」という条件は提示していないとしています。そもそも看板の設置自体が違法だということを指摘し続けているということです。

度重なる法令違反が明らかになったノースサファリサッポロ。今後、行政の指導に応じる考えはあるのでしょうか。

サクセス観光 星野和生代表)

「まずは動物に影響ないものはすぐ撤去させていただきますということと動物に関することは、(市と)今相談して期間を決めて少しずつ撤去できるものは撤去していく。今後、法令違反していかない形をとります。施設含めです」。

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