『爆上戦隊ブンブンジャー』メインキャストが描く未来の自分「俳優としての成長」「憧れの存在と思ってもらえるようなヒーローに」
クランクイン! / 2024年3月2日 6時0分
3月3日9時30分からテレビ朝日系にて放送がスタートするスーパー戦隊シリーズ第48作『爆上戦隊ブンブンジャー』。今作のテーマは、子どもたちに圧倒的な人気を誇る「クルマ」×「つくる」。今年もオーディションを勝ち抜いたフレッシュなヒーローたちが顔を揃えた。ブンレッド/範道大也(はんどう・たいや)役の井内悠陽、ブンブルー/鳴田射士郎(めいた・いしろう)役の葉山侑樹、ブンピンク/志布戸未来(しふと・みら)役の鈴木美羽、ブンブラック/阿久瀬錠(あくせ・じょう)役の齋藤璃佑、ブンオレンジ/振騎玄蕃(ぶれき・げんば)役の相馬理が自身の役柄の見どころや、1年間の撮影を通じてどんな未来を思い描いているのかを語り合った。
■自身が演じる役のおすすめポイント!
――それぞれ演じる役柄の注目ポイントを教えてください。
井内:大也は、熱い心を持ったキャラクターです。でも熱さを言葉に出すのではなく内に秘めているので、目の奥に宿る熱みたいなものをしっかり表現していきたいです。
葉山:射士郎は、一見クールで近づき難い印象を持たれてしまうのですが、物語が進むにつれて、人との関係値がどんどん変化していくキャラクターなので、彼の成長を楽しみに観て欲しいです。
鈴木:未来は、明るくて天真爛漫で、自分の感情がすごく表に出る女の子です。これまで出演させていただいたドラマや映画では表現したことがないくらいオーバーに表情を出しているので、その辺りに注目してください。
齋藤:錠は警察官であり、ブンブンジャーの一員というふたつの顔を持っているキャラクターです。とにかく真面目なのですが、ポンコツなところもあり…。とても愛すべきキャラクターなので、そこを観て欲しいです。
相馬:玄蕃は謎のキャラクターで、素性がまだ明かされていないんです。僕自身もまだ分からないことが多いので、視聴者のみなさんと一緒に「どんな人なんだろう」と思いながら演じています。そんな謎めいた部分を楽しみにしてほしいです。
――皆さん熱望していたというスーパー戦隊のヒーロー役。オーディション合格の報せを受けたときのことを聞かせてください。
井内:マネージャーさんから突然「面談をしたいので事務所に来てほしい」と連絡がありました。最初10分ぐらい世間話をしていたら、急に「井内くん、戦隊レッドに決まりました」と言われました。そのときはまさに頭の中が真っ白というか…。衝撃的なことを聞いたとき「これは夢か?」と思うシチュエーションってあると思うのですが、そんなことすらも考えられないぐらい、そこからずっと「現実なのかな」と半信半疑でした。実感がわいてきたのは、最初に顔合わせで書類を見たときで「あードッキリじゃないんだ」と安心しました(笑)。
葉山:僕は移動中に電話で連絡をいただきました。スーパー戦隊を演じることが夢だったのですが、さっき悠陽が言ったように、本当に驚くとリアクションって意外とできないんだなというのは、あとになって感じました。正直、いまも実感がわいていないので、これから時間をかけて「出演するんだな」と感じると思います。
鈴木:私も移動中にマネージャーさんから電話がかかってきたんです。その時点で「絶対合否の電話だ」と感づいたのですごく緊張したのですが、「決まりました」と言われて、「えっ!」って大きな声が出ました(笑)。そこからずっと実感はわいていますね。未来は第1話から変身するのですが、そのときは言葉にできない高揚感で「わー変身しちゃうんだ!」って興奮しました。
齋藤:僕はマネージャーさんから「事務所に来てください」と連絡をもらったんです。着くとマネージャーさんがチョコレートケーキを持ってきて「おめでとう」って言ってくれたんです。「えっ、なに?」と思ったら「戦隊決まりました。ブラックです」と。ケーキに数字の「4」のろうそくが立っていたのですが「4番目の戦士です」という意味だったらしいです。そこから衣装合わせで変身後のスーツを着て実感がわいてきました。
相馬:僕も事務所に呼ばれて別件の撮影をしていたんです。そのとき「決まりました」と言われて。とても嬉しかったのですが、驚きの方が先でした。正直まだ実感はわいていないのですが、こうしてインタビューを受けたり、制作発表をしたりしていくにつれて、少しずつ「現実なんだ」と思うようになってきました。
■「スーパー戦隊」の現場はとにかく朝が早い!
――撮影開始から1ヵ月ほど経過したとお聞きしましたが、スーパー戦隊の撮影現場はいかがですか?
鈴木:朝が早いと噂には聞いていましたが、本当にこんなに早いんだって驚いています(笑)。
葉山:まだ外に出ても真っ暗だからね。
相馬:でも僕は朝のあの雰囲気が好き。
井内:僕も朝のロケバス好きです。
齋藤:うん、わかる。
相馬:朝からいっぱいしゃべりたいもん。
鈴木:移動中みんな寝たいんですけど、本当に(相馬)ひとりだけずっと起きて話しかけてくるよね(笑)。
相馬:エナジードリンクを飲むのが好きなのですが、目が冴えてしまうんですよ。
葉山:飲むのをやめたら多分寝られるよ(笑)。
――ほかに撮影中に感じたことはありますか?
葉山:アフレコが難しいです。声だけでお芝居することの難しさを実感しています。何テイクも重ねてしまうこともありました。
鈴木:スーツアクターさんは動きながら声を出しているので、私も同じ動きをしたらいいのかなと思って試してみたのですが、まだ掴みきれていないです(笑)。
■1年後の理想の自分は…
――3月から放送がスタートし1年間という長丁場になります。オンエアが終了するころ、どんな自分になっていたいですか?
井内:僕はお芝居の経験が浅くて、分からないことだらけなのですが、この1ヵ月ですでにたくさんの経験をさせてもらいました。すごく成長できる場だと思っているので、まずはしっかり1年間大也を演じること。そして1年後には、コメディーからシリアスまで多種多様なお芝居をできる俳優さんになれるよう頑張りたいです。
葉山:放送が終わってからも「ブンブルーの人だね」と言われるぐらい、印象に残るようになりたいです。俳優としては、まだ映像作品への出演経験があまりないので、しっかり俳優として成長できるように多くのことを吸収したいです。
鈴木:放送が終了するころには、小さい子から憧れの存在と思ってもらえるようなヒーローになりたいです。スーパー戦隊の撮影は、表情や体の動きを分かりやすく表現しているので、しっかり1年間でこのお芝居の仕方を学びたいです。
齋藤:僕も小さい子からブンブラックと認識してもらえるようになっていたいです。また、この作品で終わりではないので、1年間しっかりといろいろなことを吸収して、さらなる高みを目指せるような力を身につけていたいです。
相馬:多分1年間ってあっという間に過ぎ去ってしまうと思うので、1日1日しっかり噛みしめながら丁寧にお芝居をしていきたいです。そうすることでいろいろ成長できるのかなと思います。僕は他のメンバーよりも年齢は上ですが、俳優としてのキャリアは浅いので、どんどん吸収していきたいです。
(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)
『爆上戦隊ブンブンジャー』は、テレビ朝日系にて3月3日より毎週日曜9時30分放送。
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