青山なぎさ、25歳の現在地とこれから 「新しい世界を知るきっかけになるような人に」
クランクイン! / 2024年2月28日 12時0分
『ラブライブ!スーパースター!!』の葉月恋役や、『めざましテレビ』のイマドキガールとして活躍する声優・青山なぎさの1st写真集『Nagisa』(集英社)が2月28日発売。デビュー4年目にしてファン待望の1st写真集となる本書には、ロケ地であるニュージーランドで撮影されたさまざまな衣装、シチュエーションでの明るくかわいい表情はもちろん、写真集ならではのセクシーな衣装やムードあるカットが大ボリュームで収められている。自身の節目の記録ともなる本書の発売を記念して、今後の“青山なぎさ像”として考えていることを聞いた。
■いつもとは違ういろんな表情の青山なぎさ
――今回の写真集のコンセプトについて教えてください。
青山:実はコンセプトが決まっていないまま撮影に臨んだのですが、この1st写真集『Nagisa』では、素の私から、少し背伸びした大人の私まで、いろんな姿の私を表現したかったんです。あえて言うならば、「なんでもあり」がコンセプトになっていて。撮影場所も、海や森、川、そして都会と、本当に幅広いロケーションで撮影しました。
――ロケ地はニュージーランドとのことですが、選定の理由は?
青山:最初はウィーンに行きたいと思っていたのですが、撮影時期だった11月はウィーンの気候があまり良くなくて。そこで、11月に暖かい南半球を考え、オーストラリアとニュージーランドで迷いました。決め手となった理由は、ニュージーランドは「野鳥の国」と言われるほどたくさんの野鳥が生息していて、私が鳥好きということもあり興味を惹かれ、詳しく調べてみると、自然豊かな場所から都会まで、さまざまなシチュエーションで撮影できることがわかり、「ここしかない!」と思って決めました。
――シチュエーションごとの衣装のバリエーションも豊富ですね。
青山:普段挑戦しないような露出の多い衣装や、大人っぽい赤いドレス、着る機会の少ない爽やかな黄色など、新しい私を見せるのにぴったりのものばかりでした。表紙の海のシチュエーションでは南国リゾート感のあるポップな衣装を選び、本当に楽しんで撮影していて。カモメなどもたくさんいたので、天気が曇りで、晴れるまでちょっと時間があるときにはずっと鳥と遊んでいました(笑)。
――子どものようにはしゃいでいる姿もあれば、大人っぽいアンニュイな顔も見せていたり。写真集ならではの表情がたくさんありますね。
青山:そうですね。普段のグラビアでは綺麗で上品なイメージに寄ることが多いのですが、今回の写真集では、無邪気に楽しむはっちゃけた私も見せることができました。たとえば、裏表紙の写真は、私が5歳くらいのときにしていた髪型で、メイクも薄くして、童心に帰るようなあどけない私を表現していたり。海での夕日のショットでは、幻想的な雰囲気の中でふわふわと考えごとをするような姿や、13年間続けてきたクラシックバレエを踊る姿も撮影していただいて。読者の方にも、いつもとは違ういろんな表情の青山なぎさを楽しんでいただけるのではないかと思っています。
■新しい世界を知るきっかけになるような人に
――写真集を出すことはある意味で節目の記録にもなったかと思いますが、声優業なども含め、今後の“青山なぎさ像”として考えていることや、発信していきたいことはありますか?
青山:私は「声優」という肩書きでお仕事をさせていただいていますが、その中でも幅広い方面に挑戦させていただいている方だと思うんです。ヤングジャンプさんでのグラビアもそうですし、アニメ『SYNDUALITY Noir』で歌姫シエル役として歌唱させていただいたり、ミュージカルにも初挑戦させていただいたり。そうしたお仕事のどれをとっても“青山なぎさ”としての活動であることは変わらないので、多方面から私を知っていただく機会があるからこそ、その可能性を活かせるように実力をつけていきたいなと思っています。
――役者以外の方面でいうと、ニコニコチャンネルプラスで配信中の『青山なぎさの勝手にIMO協会』は、第8回「アニラジアワード」で「ためになるラジオ賞」を受賞していましたよね。
青山:たとえば、『IMO協会』も私が番組で見せる姿が面白くて「さつまいもが好きになりました」とか、私が出演する朗読劇をいいなと思って見てくださった方が「ほかの朗読劇にも行くようになりました」とか、そういう誰かにとっての新しい世界を知るきっかけになるような人になることが一つの目標なんです。声優だけど歌や踊り、グラビアやバラエティーもやる。そうしたすべてのお仕事に真摯に向き合いながら活動していくことで、みなさんに新しい世界を知っていただけたらいいなと思っています。
――素敵ですね。ちなみに現在25歳の青山さんですが、30歳までに達成したいことはありますか?
青山:『ラブライブ!スーパースター!!』の「Liella!」のメンバーとしてデビューしてからもう3年くらいなので、だんだん個人として活動する機会も増えていく時期なのかなと予想していて。その中でもとくに歌には挑戦していきたいと考えています。これまで役として歌う機会はありましたが、青山なぎさ個人としての歌はバースデーイベントなどでしかやってこなかったので、私の色を知っていただいて、もっと聴いてみたいと思っていただけるような活動をしていきたいですね。
――アーティスト活動となると、本当に個の世界というか、0から自分の表現を作り出していく仕事になりますからね。
青山:そうですね。役を背負うと、歌い方や表情の作り方、衣装などもそのキャラクターのイメージがベースになりますが、アーティスト活動をするとなったら、表現方法やアーティストカラー、衣装も自分で決められるので、これから5年くらいかけて自分らしさを磨いていった先に、「青山なぎさといえばこれだ!」というものをみなさんにお届けできたらいいなと思っています。
――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。
青山:今回の1st写真集『Nagisa』のオフショットをSNSで出したときに「え、こういうの初めて見た!」という驚きの反応をたくさんいただいたのですが、写真集の中身はもっとすごいぞと、自信を持って言える内容となっています。ご覧いただくことで、みなさんの活力になっていただけたらいいなと思いますし、普段から私のことを見てくださっている方にも「青山なぎさはこれだけじゃないぞ!」という新しい私を知っていただけたら嬉しいです。
(取材・文・撮影:吉野庫之介)
青山なぎさ1st写真集『Nagisa』は、集英社より2月28日発売。
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