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乃木坂46・奥田いろは、オーディション経て大抜擢 ジュリエットとは「夢見がちなところが似ているかも(笑)」

クランクイン! / 2024年5月5日 8時0分

乃木坂46・奥田いろは

 2001年にフランスで生まれ、世界20ヵ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。2021年以来、3年ぶり6度目の上演となる、小池修一郎演出による日本オリジナルバージョンに、乃木坂46の5期生・奥田いろはが出演する。グループの先輩である生田絵梨花がかつて務めた大役に挑む奥田に、本作への意気込みや共演者の印象を聞く中で、彼女の強みの一つである「歌」への思いが垣間見えた。

◆オーディションで大抜擢 同期メンバーが涙で祝福

 2022年にグループに加入した彼女にとって、本作は初めてのミュージカル作品。5期生メンバーが出演するバラエティ番組『超・乃木坂スター誕生!』や公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で59万回以上再生されている単独での路上ライブなどで披露する伸びやかな歌声を武器に、初舞台でのヒロイン役に挑む。

――まずは本作への出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

奥田:「夢みたい!」だと思いました。自分がこの作品に出られるなんて、本当に信じられませんでした。毎日、歌を頑張っていたので、それが報われたようでうれしかったです。

――奥田さんが演じるジュリエットは、乃木坂46の卒業生である生田絵梨花さんも過去に演じていた役です。

奥田:同じ役なので、学べる部分があることはすごくいいと思っています。比べられることもあるかもしれませんが、私は私なりのジュリエットを皆さんにお届けしたいなと考えています。

――本作への出演はオーディションによって決まったそうですが、当時はどんな心境でしたか。

奥田:オーディションに行けること自体がすごいことだと思っていました。すごく緊張しましたが、「頑張って楽しもう」「楽しんで歌おう」と考えながら歌ったことを覚えています。

――出演が決まり、周囲から反響はありましたか。

奥田:合格発表を聞いた時は同期のメンバーと一緒にいたのですが、みんな涙ながらに「本当に頑張ったんだね」と喜んでくれました。私と同じくらい喜んでくれたことがすごく幸せで、本当に良い同期に恵まれたなと思います。

――ミュージカルにはもともと憧れがあったのでしょうか。

奥田:乃木坂46に入ってから様々な作品を観に行くようになって、観れば観るほど憧れの気持ちが強くなっていました。だけど、近づけば近づくほど難しさにも直面するんです。歌も、最初は全然歌えなかったのですが、練習を重ねてだんだんと歌えるようになったことで自分の成長を感じられたので、頑張れました。

◆ジュリエットとの共通点は「夢見がちなところが似ているかも(笑)」


――グループで歌うことと1人で歌うことの違いはどう感じていますか。

奥田:私はファンの方に歌声を褒めてもらうことが多いのですが、グループのライブでは1人で歌う機会ってあまりないんです。だから今回、自分の歌をたくさん届けられることにうれしさを感じると同時に、いっぱい聞いてもらえる分、頑張らなきゃなという思いがあります。

――お芝居の面ではいかがですか。

奥田:私は今まで映像のお芝居しかしたことがないのですが、舞台では、後方席から観てくださる方にも届くように、大きくお芝居をするイメージがあるので、その殻を破れるのだろうかという不安があります。

――ジュリエットとご自身で共通点はありますか。

奥田:ジュリエットは、一幕から二幕にかけて大人っぽく変化するイメージがあります。私はまだ、深い愛も深い悲しみもよく知らないので、どちらかというと一幕のジュリエットに似ているんじゃないかなと思っています。それから、私は空想の世界にいるのが好きなタイプなので、夢見がちなところも似ているかもしれません(笑)。後半に進んでいくにつれ、私がまだ経験していないような感情も出てきますが、そういう変化も楽しみたいと思います。

――ダブルキャストで同じくジュリエットを演じる吉柳咲良さんの印象はいかがですか。

奥田:咲良ちゃんのことは“さく姉”と呼ばせてもらっています。私は、初対面だと緊張してあまり喋れないタイプですが、さく姉は本当に面白くていっぱい喋ってくれる方なので、私は早くも心の扉を8割くらい開いています(笑)。私が持っていないものをたくさん持っているような印象で、自分とは真逆。だからこその心地良さをすごく感じています。私は名前のいろはから“ろは”という呼び名になったはずだったのですが、あまり定着していなくて、「いろは」と呼ばれています(笑)。

――奥田さんはテレビ番組で自身を人見知りと語っていたこともありますが、グループの外での環境に不安はありませんでしたか。

奥田:実はまだ共演者の方々とたくさん会っているわけではないので(取材時)、少し不安はありますが、今日の取材でさく姉やロミオ役のお二人とお会いして、すごく優しい方たちだなと思えたので、この作品なら心を開けそうだなと感じています。

◆仲良くなりたい先輩メンバーは「岩本蓮加さん!」


――グループには様々な個性を持つメンバーがたくさんいらっしゃいますが、そんな中で歌は奥田さんの大きな強みなのではないかと思います。

奥田:私は、ただただ歌が好きだから歌っていただけなんです。同期のメンバーも個性豊かですが、それと比べて私は、何か飛び抜けたキャラクターがあるわけではないなと思っていて。「自分はどんな人か」と聞かれても自分でも分からないくらいですが、みんなの心の拠り所のような人になれたらいいなと思っています。

――加入したばかりの頃と比べてご自身の成長を実感することはありますか。

奥田:歌もダンスも、ライブを重ねていくうちに「歌えるようになってきたな」「踊れるようになってきたな」と感じます。最近はコミュニケーションの面でも、先輩方と話せたり、ちょっかいをかけられるようになったりしているので、ちょっとずつ成長できているんじゃないかなと思います。

――今後、仲良くなりたいと思っている先輩メンバーはいますか。

奥田:個人的にもっとお話したいなと思っているのは3期生の岩本蓮加さんです。先日、YouTubeで「先輩から5期生へ!逆バレンタイン大作戦♪」という企画で、蓮加さんからプレゼントをいただいたんです。蓮加さんが私を気にしてくれていたことを知らなかったので、これを機に色々なことを話せるようになれたらいいなと思っています。

――グループの公演とは観客の層も変わってくるかと思います。最後に意気込みをお願いします。

奥田:作品自体のファンの方ももちろんいらっしゃると思うので、中途半端に奥田いろは半分、ジュリエット半分で演じてしまったら「これはジュリエットじゃない」と思われてしまうと思うんです。だからこそ、私はジュリエットをしっかり体に落とし込んで、作品のファンの方からも「あの子はジュリエットだった」と言ってもらえるように頑張りたいなと思います。

(取材・文・写真:山田健史)

 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、東京・新国立劇場 中劇場にて5月16日~6月10日、愛知・刈谷市総合文化センターにて6月22日~23日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて7月3日~15日上演。

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