『MIRRORLIAR FILMS Season5』から2作の情報が解禁！ 横浜流星が猫と見つめ合うポスター＆儚い恋物語の予告編公開

映画『MIRRORLIAR FILMS Season5』『MIMI』ポスタービジュアル

　短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season5』より、横浜流星が主演する榊原有佑監督作『MIMI』のポスタービジュアル、十川雅司監督作『駆け抜けたら、海。』の予告映像とポスタービジュアルが解禁。併せて本作が、5月24日よりデンマークで開催される「日本デンマーク映画祭（JDFF）」でプレミア上映されることが発表された。

　『MIRRORLIAR FILMS（ミラーライアーフィルムズ）』は、クリエイターの育成発掘を目的とする短編映画制作プロジェクト。2021〜2022年に劇場公開されたSeason1〜4では「変化」をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本のショートフィルムを発表した。

　Season5には、個性豊かな全6作品が集まった。元理学療法士という特異な経歴で得た感覚と感性で劇映画・ドキュメンタリーを創作する榊原有佑監督作『MIMI』は、横浜流星を主演にプロジェクトのプロデューサーでもある阿部進之介、山田孝之、森永悠希らを共演に迎え、山下幸輝がカメオ出演。「俳優は鏡をも騙す」という意味の本プロジェクト名「MIRRORLIAR」を探求し、「鏡の奥を探る」をテーマとした。

　竹中直人監督作『たてこもり』は、お笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜、俵山峻を主演に迎え、ちいさな喫茶店の一角で起こる壮大な群像劇を描く。

　漫画家・大橋裕之監督作『変哲の竜』は、お笑い芸人として、作家として独自のクリエイティビティを表現する又吉直樹を主演に、山田孝之、伊藤沙莉という豪華キャストを共演に迎え、ふと嗅いだ“におい”をめぐる物語を紡いだ。

　さらに、一般公募の中から選出された、当時22歳のリトアニア人ピウス・マチュルスキス監督が競争社会で生きる若者の葛藤、そして垣間見える暴力性と残酷さを描き、2023年夕張国際映画祭短編部門にてグランプリを獲得した『NAIKU』。巖川虎太郎監督が、ちょっと変わった3人のとある1日を描き、池袋みらい国際映画祭にて特別審査員賞を受賞した『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』。下北沢映画祭にノミネーションされた十川雅司監督が友情と恋愛のはざまを描いた儚い恋物語『駆け抜けたら、海。』の計6作品のラインナップとなっている。

　この度、横浜流星が主演する榊原有佑監督作『MIMI』のポスタービジュアル、十川雅司監督作『駆け抜けたら、海。』の予告映像とポスタービジュアルが解禁。併せて本作が、5月24～26日にデンマークで開催される「JAPAN - DENMARK FILM FESTIVAL」にてプレミア上映されることが決定した。

　この日本デンマーク映画祭（JDFF）は、デンマークの映画監督ケネス・トゥルエルセンによって、日本映画・文化への関心を高め、日本とデンマークの映画協力のプラットフォームを作ることを目的に設立された。同映画祭では、海外で初めて上映される、才能ある日本映画の紹介にも力を入れていく。今後、MIRRORLIAR FILMSとの協働による、両国の映画人財交流・育成をサポートしていく予定だ。

　『MIMI』のポスタービジュアルは、列車で横浜流星と猫が見つめ合っているシーンを捉えたもの。「精神の迷宮の奥深くへ誘われる『架空』の世界」という意味深なコピーが添えられている。今目に見えているものは現実なのか？　架空の世界なのか？　そもそも自分は誰なのか。「鏡の奥を探る」をテーマに、現実と架空の狭間で揺さぶられる作品となっている本作の世界観が垣間見えるポスターとなっている。

　『駆け抜けたら、海。』の予告映像は、女子大生の綾瀬みつき（松原怜香）が、片想いをしている親友の星野うみ（嶺結）と、銭湯でお風呂上がりに恋バナをするところから始まる。彼氏への愚痴を聞かされ、うみへの感情があふれ出てしまうみつき。一歩踏み出したら壊れてしまいそうな危うさ、それでも想いを伝えたいというみつきの葛藤や衝動が伝わってくるような予告編となっている。

　ポスタービジュアルは、うみがみつきの肩に顔をのせる姿を切り取ったもの。無自覚に距離感を縮めてくるうみに、ドキドキするみつきの心情が伝わってくるようなポスタービジュアルに仕上がった。

　オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season5』は、5月31日より劇場公開。映像配信サービス「Lemino」内の『MIRRORLIAR FILMS』チャンネルや、JOYSOUNDの対象機種を導入の全国のカラオケルームで利用できるサービス「みるハコ」にて順次配信予定。