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チャン・ドンゴン来日! “韓流四天王”日本イベントで監督との縁を明かし、ファン歓喜

クランクイン! / 2024年11月21日 18時30分

チャン・ドンゴン、映画『満ち足りた家族』ジャパンプレミアに登壇

 韓国映画『満ち足りた家族』に出演するチャン・ドンゴンが、ホ・ジノ監督とともに来日。11月20日に都内で行われたジャパンプレミアに登壇し、「お会いできて嬉しいです」と日本のファンに笑顔を見せた。

 『八月のクリスマス』で商業長編監督デビューするなり、韓国映画ニューウェイブの始まりをいち早く世界に告げたホ・ジノ監督。その演出力への絶大な信頼から数多の俳優たちが出演を嘱望してきた彼の最新作では、家族間の親密な描写を細やかに積み重ねながら、人間の心理の奥底に潜む淀みや揺れ動きを緻密に、衝撃的に描きあげた。

 兄ジェワン(ソル・ギョング)は、道徳よりも物質的な利益を優先して生きてきた弁護士だ。仕事のためなら、殺人犯の弁護でさえも厭わない。年下の2人目の妻ジス(クローディア・キム)や10代の娘らと共に豪華マンションに住み、家事は家政婦がこなす誰もがうらやむ暮らしだ。

 一方、小児科医として働くジェギュ(チャン・ドンゴン)は、どんな時にも道徳的で良心的であることを信念に生きてきた。年長の妻ユンギョン(キム・ヒエ)と10代の息子と共に住む彼は、老いて痴呆気味になった母の介護にも献身的に当たり、品行方正な日々を送る。

 まったく相容れない信念に基づいて生きてきた兄弟。しかし2人は、それぞれの妻を伴って月に1回、高級レストランの個室に集い、ディナーを共にする。レストランではお得意様であるジェワン夫妻が常に優先され、兄弟家族同士の会話はどこかぎこちない。

 ディナーが行われた夜、時を同じくしてある事件が起こり、満ち足りた日々を送る家族が想像だにしなかった衝撃の結末を招き寄せる―。

 道徳的で良心的な小児科医・ジェギュを演じたチャンは、本作で実に5年ぶりのスクリーン復帰。日本語で「こんばんは、チャン・ドンゴンです」とあいさつし、「久しぶりに作品をもって皆さんに直接お会いできてとても嬉しいです。まだ日本公開前ですがたくさんの関心を寄せていただき、貴重な時間を割いて来てくださって本当にありがとうございます」とファンに感謝の言葉を伝えた。

 続いてホ監督も日本語で「こんばんは、ホ・ジノです」とあいさつし、「お会いできて嬉しいです。今日はチャン・ドンゴンさんと一緒にこの作品を皆さんにご紹介できて本当に嬉しいです。この後、ぜひ映画をお楽しみください」と言葉を寄せた。

 2023年のトロント国際映画祭を皮切りに、約1年間、世界の映画祭で上映され、先月韓国での公開を迎えた本作。今回のジャパンプレミアで日本の観客へは初お披露目となるが、チャンは「本作が初めて公開されたのは昨年のトロント国際映画祭で、海外の皆さんの反応が良かったのでとても安心したことを覚えています。文化の違いがあるにもかかわらず、細やかな部分まで共感してくれました。先月韓国で公開されて、今度は日本の観客の皆さんが本作をどのようにご覧になるのか、とても楽しみでワクワクしています」と率直な気持ちを明かした。

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