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和田正人&駒木根隆介&本家が奇跡のアッセンブル! “2組のタモンズ”「くすぶり」座談会

クランクイン! / 2024年12月14日 7時0分

(左上から時計回りに)和田正人、駒木根隆介、(タモンズ)安部浩章、大波康平

 芸人ユニット「大宮セブン」の真実に迫る映画『くすぶりの狂騒曲』が、12月13日に公開された。本作の主人公は、『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2024』(注:芸歴16年目以上を対象としたお笑い賞レース)にてベスト4となる活躍を見せたタモンズ。ツッコミの大波康平を和田正人が、ボケの安部浩章を駒木根隆介が演じ、芸歴18年のベテラン漫才師の悲哀と青春を見事に表現した。今回は、“2組のタモンズ”が奇跡の集結。大いに可笑(おか)しく、時に真面目に、芸人・俳優それぞれの目線から語りあった。

■気づかぬうちに“ご本人憑依”!? 超こだわりの役作り

――タモンズのお2人は映画を見られていかがでしたか?

大波:母が和田さんの大ファンで。だからまず「なんで!?」って言われて。(本作は)自分の話なんですが、ちょっと和田さんがかっこよすぎて、意外に俯瞰(ふかん)で見れたというか。

――別の人の人生のような?

大波:そうなんです。でも駒木根さんは安部そっくりやった。

安部:客観的には見れなかった(笑)。

――駒木根さん、タモンズを演じる“ポイント”はどんなところでしたか?

駒木根:僕は、安部さんの喋り方などを動画で見させていただいたんですけど、現場に入ってからはそんなに気にしないようにしていました。でもアフレコの時に、定期的になんか後ろで変な音……声みたいなものがちょこちょこ入ってるって言われて。なんだろうって(録音を)聞いたら、僕がずっとちっちゃい高い声で「ん~」とか「お~」とか言ってて(笑)。

和田:言ってた! 結果、録音スタッフからしたらただの雑音(笑)。細か~い芝居が全て雑音に……。

安部:確かに僕も漫才してる時に、相づちが邪魔って相方に言われたんです。変な「お?(高音)」とか「え~?」とか言うてるのが、なんか気になっちゃうって。それを見ていただけてたと。

駒木根:でも、あんまり自覚的じゃなかったんで……。

安部:じゃあ、(安部役に)入ってくれてたってことだ。すごい。

――和田さんはどうでしたか?

和田:僕はまず、大波さんのプライベートの服装にすごくこだわりました。最初に用意されたのが全っ然違ったんです! (服は)こういう感じですってちゃんと伝えて、衣装合わせを2日かけてやって、アメカジ系の衣装になりました。劇中では、大波さんがプライベートでも履かれてるスニーカーも履いてました。

大波:そうですよね! びっくりしました。

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