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梅原裕一郎&西山宏太朗、『美男高校地球防衛部LOVE!』で得た“財産”と10年の成長を振り返る

クランクイン! / 2025年1月17日 12時0分

梅原:印象の変化でいうと、やはり西山さんは変わりました。10年前はネイルなんてしてなかったし。

西山:目についたもの言っているだけじゃん(笑)! じゃあ僕も梅原さん。10年前はおでこ出してなかったから。

梅原:完全に時代の流行りだよね(笑)。

西山:『防衛部』の過去のインタビューの写真を見せてもらう機会があったのですが、10年前はみんな前髪重めでした(笑)。

梅原:今見たらちょっとダサく感じたよね(笑)。

――そんな10年前を振り返って、この『美男高校地球防衛部』で学んだこと・得た経験で、今の声優としての活動の中で活かされていることはありますか?

西山:ニコニコ生放送やイベント、ライブで歌ったり、ダンスをしたり、本当にいろいろなことをやらせてもらいました。お芝居以外も学べたことは、本当に良かったなと思います。とてもガッツがつきました。今だったら絶対にできない。あれだけ頑張れたのは、若かったからだと思います(笑)。

梅原:本当にそう思う。今はもう無理できないよね(笑)。だからこそ、後輩には「今のうちにいろいろやっといた方がいいよ」と言っています。

西山:実際に僕たちも先輩方から言われていたしね。『防衛部』はゲスト怪人を演じる方々がとても豪華だったので、若い頃にそんな先輩方と掛け合うことができたことは財産になったと感謝しています。

――梅原さんは初めて名前のある役、西山さんは初めて30分アニメのメインキャラを務めたのがこの『美男高校地球防衛部』シリーズだったそう。改めて、お2人がこの作品に抱いている思いを聞かせてください。

梅原:若い声優さんから「『防衛部』見ていました」と言われることもあって、誰かの心に残る作品になっていることを嬉しく感じます。また、由布院は怠惰な性格で話し方も気だるげなキャラクターなのですが、デビュー間もない時期にそんな役を演じられたことも良かったと思っています。最初の頃に演じた役って、その後のスタンスに大きく関わってくるんですよ。僕自身がそんなに元気な人ではないので(笑)、もし最初に元気のあるキャラを演じてそのイメージが定着してしまったら、すごく苦労しただろうなと。由布院を演じたことで、自分の武器となる演技も見つけることができました。

西山:僕にとっては、景色を変えてくれた作品ですね。

梅原:どんな感じに?

西山:やっぱり、こう……。

梅原:どんな景色がどう変わったんですか?

西山:掘り下げてくるなぁ(笑)。作品はみんなで作るものだと学ばせてもらった現場でした。名前もない役でアフレコに行っていた時は……。

梅原:みんなで作るものではないと思っていたってことですか?

西山:急にすごく聞いてくるじゃん!?

梅原:気になったから(笑)。

西山:もちろんみんなで作るものだと理解していましたが、例えば、男子1とか敵1みたいな役をいただいていた時に「自分はいなくてもいいのかな」とネガティヴな方に考えてしまうことがあったんです。でも、初めてメインキャラクターを演じたことで、作品にはどの役も欠かせない存在なのだと気づくことができました。実際、『防衛部』のあとの現場でモブ役を演じたらすごく褒められて、「お芝居のスタンス変わったよね!」と言ってもらえたんです。『防衛部』は僕の声優としての考えを変えてくれた、本当に大切な作品です。

(取材・文:米田果織 写真:吉野庫之介)

 劇場版『美男高校地球防衛部ETERNAL LOVE!』は、1月24日より全国公開。

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