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楠木ともり&田辺留依、“ニーゴ”コンビが語る『劇場版プロセカ』の魅力 注目の新曲や収録現場の“らしい”裏話も

クランクイン! / 2025年1月10日 12時0分

外側の明るい性格と、内側の暗い性格という2面性があるので、ゲームの収録では「明るい性格の方を録ってから内側の性格を録りますか?」と別録りを提案してもらうこともあったのですが、そこは、普段2面性を使い分けて生活している「朝比奈まふゆ」を表現するために両方とも同じタイミングで収録するようにしました。

楠木:「宵崎奏」はすごく温かい家庭に生まれてきて、幼少期から音楽の才能があったんですけれど、自分の音楽でお父さんのことを絶望させてしまったトラウマがあります。その経験から「誰かを幸せにする曲を作らなきゃいけない」「自分の楽曲で誰かを救わなきゃならない」という脅迫観念みたいなものにかられて生活してきた子なんです。

自己犠牲タイプというか、誰かを救うために努力を惜しまないけれど、その分自身のことがおざなりになってしまうのが彼女の抱えてる暗い部分ではあって。ゲームではそういったシナリオもある中で、私は彼女に自分自身のことをもっと大切にしてもいいんだよって伝えたいし、ユーザーの皆さんも同じように考えていると思います。ただ、なりふり構わず誰かを救うために努力ができるところは彼女のよさだとも思うので、不安定で儚いところはあるけれど、強い意志を持っているというギャップがあるキャラクターです。

――本作では新しい「初音ミク」が目標や希望を失っている人たちに歌を届けようと奮闘する姿が描かれますが、台本を読んだときの感想はいかがでしたか。

田辺:私自身「初音ミク」と出会って救われた瞬間がありまして、本作で登場する人たちも彼女に出会うことで自分の中のセカイが変わっていくんです。そこが個人的にも刺さって、グッとくるものがありました。あと、劇場版で新しく登場する「初音ミク」は日常シーンもすごくかわいいんです!

楠木:劇場版の「初音ミク」は、すごく人間的というか、脆い部分が描かれているキャラクターだなと思いました。今までの『プロセカ』の「初音ミク」って、バーチャル・シンガーであるが故の、気持ちに寄り添ってくれる部分もありつつ、どこか一歩引いたところで見守ってくれてるような存在だったと思うんです。でも、本作ではいつも彼女に支えられてる私たちが逆に「支えたい」と思うような存在になっていて。それがまた新たな「初音ミク」への感じ方になっている気がします。

「宵崎奏」ってゲーム内では、特に「朝比奈まふゆ」を救いたいっていう思いが強くて、今回の劇場版でも新しい「初音ミク」を救いたいと思っている気持ちは一緒なんです。でも、本作の「宵崎奏」は意志の強さとかリーダーらしさがすごく出ていて、今まで私たちが感じてきた「初音ミク」への感謝とか思いを代弁してくれているような印象がありました。

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