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Number_i、約30万人を動員したツアー完走! 岸優太「記憶と記録に残る公演にできたら」と贈るクリスマス公演レポート

クランクイン! / 2024年12月26日 21時0分

 続く神宮寺のソロパートでは、メインステージにソファやダイニングテーブルが用意され、ルームランプの光をつけたのを合図に、極上のバラードソング「Bye 24/7」が始まる。ラフなTシャツに着替えた神宮寺が、観客一人ひとりに語り掛けるよう、切ない歌声を響かせる。曲のクライマックスでは、天井から降りてきた透明な箱が神宮寺を閉じ込め、そこに土砂降りの雨が降り注ぐ。この幻想的で美しい光景に、観客の視線は釘付けになった。

 しっとりした空気を明るく変えたのは、「JELLY」。ラップを歌いながら順番に3人がステージに登場し、花道やセンターステージでパワフルに踊り、会場を盛り上げる。続く「i」では3人がリフターに乗って、上の階にいる観客の近くへ。両手でマイクを持ち感情を込めて歌う神宮寺。高音まで綺麗に歌い上げる岸。客席を指さして丁寧に伝える平野。最後は白い羽が3人に降り注ぎ、多幸感あふれる空間を作った。

 「メリークリスマス!」のあいさつから始まったMCでは、子どものころのクリスマスの思い出など、ラフなトークを展開。最近3人だけでご飯に行ったという話では、「(ご飯に行っても)なんだかんだ仕事の話しちゃうけど、楽しかった。素敵な時間でした」と笑顔を見せる平野。また、「紫耀が奢ってくれました」と神宮寺が言うと会場からは盛大な拍手がおくられ、グループ内で最年長の岸がしどろもどろになって笑いを誘う場面も。

 リラックスムードの会場に再び火をつけたのは、「No‐Yes」、「Midnight City」。一人ずつトロッコに乗ったメンバーが歌いながら会場を縦横無尽に行き来し、歌いながら手を振る。レゲエテイストの「Banana(Take It Lazy)」では、最後に平野が照れながら投げキッスをし、あちこちから凄まじい悲鳴が上がった。

 ギリシャ柱にもたれた3人がアンニュイに歌う「なんかHEAVEN」を挟み、平野のソロパートへ。スモークの立ち込めるステージに、ノースリーブ一枚の平野が現れ、「透明になりたい」を歌唱。高い天井からは、平野を包み込むように幾筋もの光の筋が降り注ぎ、まるで天国のような神秘的な空間に。浮遊感漂う独特のナンバーをハスキーな声で気だるげに歌い上げる平野は、観客を夢の世界へ誘った。

 ライブはいよいよラストスパートへ。白を基調とした衣装に着替えた3人が登場し、ネオンで装飾されたセンターステージで「Streetlights」を披露。レーザーの演出とダンサーの力強いパフォーマンスも加わった「OK Complex」で再びエンジンをかけると、ラフな中にも激しさと情熱が漂う「ICE」で会場のテンションを一気に上げる。「Numbers」でヒリつく質感のラップを一人ひとり叩きつけ、ラストの「BON」へ。3人は、激しく降り注ぐ雨と炎に囲まれながら、切れ味鋭いダンスパフォーマンスと重低音で観客の心を揺さぶる。ラストは爆発音と共に姿を消し、強烈な余韻を残した。

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