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尾上右近&松田元太が“兄弟愛”あふれる掛け合い「僕たちの絆も強くなっている」 『ライオン・キング:ムファサ』応援上映会レポート

クランクイン! / 2025年1月9日 13時15分

 さらに「サラビに対しては秘めた思いがありましたが、“タカのために”と思ってやったことが、知らず知らずのうちに、自分の魅力に繋がってしまい、サラビと通じ合う。そこが未来の『ライオン・キング』に通じていくんです」とも話した。そのムファサが、冷徹な敵ライオン・キロスから群れを守るため、タカと共に新天地を目指す中で、後の妻となるサラビと仲を深めていくシーンにも注目してほしいと語る。

 そこへ、サラビ役の超実写プレミアム吹替版声優を務めたMARIA‐Eも駆けつける。ムファサの魅力について問われたMARIA‐Eは、「圧倒的王者の器。そして、立ち姿もとても好き。女性は惚れてしまうような存在ですよね」とコメント。右近は、「ムファサは器の大きさや前に進む力がある一方で、支えてあげたいと思わせたり、母性本能をくすぐったりするような隙もある。そういうところが、サラビは惹かれるのではないですかね。そしてサラビは、完全ではないムファサに気づきを与えてくれたりする存在で、そんなサラビにムファサは惹かれていくのではないかと思います」と語った。

 「互いに補い合っているような」(MARIA‐E)、「これが夫婦の理想の形ですよね」(右近)とも話し、ムファサとサラビの関係性が、『ライオン・キング』(2019)にも繋がる重要な要素なのだと付け加えた。ムファサとサラビにまつわるトークが盛り上がったところで、物語の中で、次第に惹かれ合っていくムファサとサラビの想いを歌った劇中歌「聞かせて」を、右近とMARIA‐Eが生歌唱。

 静かに心を通わせ合う劇中のムファサとサラビかのように、時折見つめ合いながら、美しいハーモニーで観客たちを魅了した2人。「何度でも一緒に歌わせていただきたいと思う曲。自分の孤独を打ち明け、サラビと出会えた喜びを表現する、多幸感溢れる曲。歌っていてもあったかい気持ちになりました」(右近)、「顔を合わせて歌うのは、これが2回目ですが、全然歌い足りないです! 何回でも歌いたいです!」(MARIA‐E)と笑顔をみせた。

 余韻が冷めやらない中、会場内に突如、「オレに兄弟はもういない 溺れていたお前を助けてやったオレが今、溺れもがいている この怒りは決して忘れない」と不穏なセリフが響き渡り、ムファサの弟タカ(後のスカー)役の務めた松田が観客席の方から登場し、黄色い歓声があがった。

 松田演じるタカといえば、両親とはぐれ孤児となってしまったムファサを群れに引き入れたライオンの王子。そして後に“ヴィラン”スカーとなり、ムファサの命を奪うこととなる。そんなタカの魅力について、松田が「後にスカーと呼ばれるタカは、可愛らしさを持っていますが、グラデーションというか、闇落ちしていくところが魅力」と語ると、MARIA‐Eは「不器用ですよね。そこが愛らしいというか、どこか憎めない。みんなに愛されるキャラクターなんですよね。そこからの闇落ちに興奮しますね。カッコ良いし、萌えポイント」とコメント。

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