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『室町無頼』大泉洋、堤真一らを捉えた劇的オフショット8点解禁

クランクイン! / 2025年1月13日 14時0分

映画『室町無頼』劇的オフショット

 大泉洋が主演する映画『室町無頼』より、役衣装で佇むキャストをとらえた、雰囲気あふれるオフショット8点が解禁された。

 時は室町、“応仁の乱”前夜の京(みやこ)―。大飢饉(ききん)と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌(こんとん)の世の中に風のごとく現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた…。蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名をとどめる男。本作は、彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く。

 己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、ひそかに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、「歴史書にただ一度名を残す男」主人公・蓮田兵衛を演じるのは大泉洋。周囲を引きつける吸引力を持つキャラクターは、まさに彼のハマり役。さらに剣の達人役として本格的な殺陣・アクションに初挑戦するなど、撮影時50歳を迎えた大泉が兵衛というキャラクターにエネルギッシュに命を吹き込み、“大泉史上最高にカッコいい男”を演じきっている。

 兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜てきされたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明。民を虐げ、ぜいたくにふける有力大名・名和好臣には北村一輝。高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子(ほおうじ)役を松本若菜が演じる。そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から京の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢(ほねかわどうけん)にふんするのは堤真一。兵衛とは悪友であり、宿敵ともなっていく複雑な関係性を見事に表現している。

 原作は2023年、『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞した垣根涼介の『室町無頼』(新潮文庫)。監督を務めるのは『22年目の告白―私が殺人犯ですー』や『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『あんのこと』などの入江悠。憧れだったという京都で撮影に飛び込み、伝統ある京都撮影所の職人たちと共に、新時代の本格アクション時代劇を完成させた。

 本作の舞台となるのは、大雨と干ばつが交互に訪れたことによる大飢饉、さらに疫病がはびこり京の都が悲惨な状況になっていた応仁の乱前夜。これまでの映像作品でほとんど描かれてこなかった“未知の時代”である室町時代をよみがえらせるため、東映京都撮影所の職人たちが伝統と技術を結集させた。

 先日、ゴールデン・グローブ賞4冠に輝き再び注目を集めている『SHOGUN 将軍』で着付け・衣裳アドバイザーを手掛けた京都撮影所衣裳部の古賀博隆や、キャラクターデザインを担当した荒木里江、秋月洋子は、登場人物の個性を着物の生地や柄、小物で表現するなど、細部までこだわった。

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