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加藤シゲアキ主演、「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」再演決定

クランクイン! / 2025年1月14日 18時0分

「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」で主演を務める加藤シゲアキ

 NEWSの加藤シゲアキが主演する舞台、パルコ・プロデュース2025「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」が、4月7日~30日に東京・PARCO劇場、その後大阪、福岡、愛知にて上演されることが決まった。2年ぶりの再演となる。

 本作は、映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクによって、2016年にパリで初演。上演回数700回を超えるロングランとなり、ミシャリクの出世作になった。2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞には7部門でノミネートされ、作品賞、脚本家賞、演出家賞など5冠を達成。2018年にはミシャリク自身の手によって映画化(『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』2020年11月日本公開)もされた。

 1897年に初演され、当時のパリ中を興奮させた『シラノ・ド・ベルジュラック』は、その誕生から今日まで、フランスばかりでなく世界各国で上演されており、世界で最も上演されている戯曲と言われている。日本でも1926年に『白野弁十郎』として翻案・初演され、それ以降も何度も上演されている。

 本作は、そんな17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の恋物語『シラノ・ド・ベルジュラック』の誕生秘話をドタバタ幕内コメディー仕立てに描き、正統派のフランス喜劇の流れをくみながら、テンポの良いせりふ運び、そして、サラ・ベルナールやチェーホフなど実在の人物も登場させるなど、約120年前の演劇人やクリエイターたちに向けた劇場愛にあふれた賛辞として人気を博した。

 日本では2023年に新国立劇場にて、マキノノゾミ演出、加藤シゲアキ主演で初演。ウェルメイドなフランス喜劇の雰囲気を残しつつ、そのテンポの良さとドタバタ具合で2万人の観客を動員した。

 初演に続き演出を務めるのは、令和3年度第72回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、令和4年秋に紫綬褒章を受章したマキノノゾミ。2018年には『シラノ・ド・ベルジュラック』の日本公演の上演台本(鈴木哲也との共同上演台本)も担当した。

 “書けない”劇作家エドモン・ロスタン役で主演を務めるのは加藤シゲアキ。初演では、付けひげをつけ、舞台上をめまぐるしく駆け回る姿が好評を得た。

 新たなキャストとして、有名喜劇俳優コクランに村田雄浩、衣裳係ジャンヌに瀧七海、コクランの息子ジャンに阿岐之将一、そして、カフェの店主ムッシュ・オノレに堀部圭亮の4名を迎え、エドモンの友人で俳優のレオに細田善彦、舞台監督のリュシアンに福田転球、兄弟でプロデューサーを務めるアンジュに三上市朗、マルセルに土屋佑壱、大御所女優サラ・ベルナールに枝元萌、エドモンの妻ローズに佐藤みゆき、訳アリわがまま大女優マリア・ルゴーに安蘭けいが初演から続投。個性豊かな実力派キャスト総勢12人が本役以外にも約50もの役を演じ分ける。

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