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市ノ瀬加那×矢野奨吾×根本京里が語る『ハニーレモンソーダ』の甘酸っぱい魅力

クランクイン! / 2025年1月15日 18時0分

矢野:どの作品でも、第1話のアフレコって絶対に緊張するものなんですよ。みんなオーディションに受かってアフレコに参加しているけれど、それぞれどんなお芝居をするのかは把握できていないし、どんな化学反応が起こるかはやってみないとわからない。その中での第一声っていうのは、お芝居の方向性が決まるとても大事なもの。しかし、市ノ瀬さんの演じる羽花ちゃんが本当にイメージ通りだったから、「僕はこんな感じで行こう」とすぐに方向性を決められました。

根本:私も、加那ちゃんの羽花ちゃんのお芝居を受けて、あゆみを演じる上で「寄り添うことを大事にしよう」と決めました。

市ノ瀬:うわ~、ありがたいお言葉です。でも、その寄り添い方が私の思い描く“あゆみ像”にピッタリだったから、私も「京里ちゃんがあゆみ役で良かった」と思いました。思ったことをストレートに言葉にするあゆみに、京里ちゃんの声質とお芝居がバッチリハマっていました。

矢野:根本さんご本人もあゆみっぽいよね。アフレコ現場でもすごく盛り上げてくれています。

根本:そんなことないですよ! でも、それでいうと、矢野さんは界と真逆だからこそ「役者だな~」と感じます。アフレコが始まる前は要素を感じさせないのに、始まると、そこに界がいるんですよ。一番好きなキャラクターが羽花ちゃんだそうで、そこが界との共通点なのかな(笑)?

矢野:そうなんです。僕が高校生で同じクラスに羽花ちゃんがいたら、絶対好きになっていました(笑)。

――一番掛け合う機会が多い市ノ瀬さんは、矢野さんの演じる界にどのような印象を持ちましたか?

市ノ瀬:界は、羽花ちゃんをあえて突き放すような言い方をするんです。でも、そこにはしっかり愛情も含まれていて……そういったセリフの言い回しってとても難しいんですよ。矢野さんは、冷たい中にも羽花ちゃんを思っているとわかるお芝居をしていて、いつも「どうやってそんな表現ができるんだろう」と思いながら掛け合いさせてもらっています。

矢野:最初は、音響監督から「それは寄り添い過ぎている」とディレクションをもらうこともありました。今も、その塩梅を気にしながら演じています。

――本作は、誰もが経験したことのある高校生活を描いた物語。原作の印象で「懐かしい」というコメントもありましたが、役との共通点、または「こんなことあったな~」と共通する経験があれば聞かせてください。

根本:先ほど矢野さんから「あゆみと似ている」と言われましたが、自分では共通点はあまりないと思っています。ですが、高校入学時にたまたま近くにいて話しかけた子が、初対面の人と話すのが苦手だったみたいで、卒業式に「あの時話しかけてくれて、本当に嬉しかった。ありがとう」と言ってくれました。あゆみを演じて、その時のことを思い出しましたね。

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