『御上先生』主演・松坂桃李、父となって考える日本教育の未来とは?
クランクイン! / 2025年1月19日 12時0分
――御上はどのようなキャラクターですか?
松坂:御上は、ある事件をきっかけに「日本の教育を変えてやろう」と文科省の官僚になったキャラクター。私立隣徳学院に出向を命じられ、渦巻く闇の中心からではなく、別の角度から闇に切り込んでいきます。“文科省にいても変わらない、だったら、現場から教育を変えてやろう”という熱量を持っている人です。エリート官僚なので何でもできてしまうタイプではありますが、決して完璧な人間ではありません。実際に生徒たちとお芝居をする中で、御上は生徒によって教師にしてもらっている感覚も。生徒たちが御上との出会いで変化していくように、御上も生徒と向き合う中で教師として成長していく話でもあるのではないかなと。
――そんな生徒たちとのお芝居で意識していることは?
松坂:御上の思いを生徒にしっかり届けるために、言葉の伝え方や、目の前にいる生徒のことを第一に考えています。教室では御上の言葉を、生徒29人、1人ひとりに同時に届けなければいけません。どういう話し方で、どのくらいの熱量でしゃべったら伝わるのか試行錯誤しながら教壇に立っています。
――飯田プロデューサーや宮崎陽平監督からはどんなリクエストがありましたか?
松坂:「セリフ量が多いので、話すスピードは少し速めで」というリクエストがありました(笑)。これって実は、限られた放送時間の中でメッセージを伝えるために計算しなくてはいけない重要なこと。早口ならいいというわけでもなく、視聴者の皆さんに届くようにしゃべらないといけないので、メリハリやスピード感に気をつけるようにしています。
――役作りにあたって準備したことは?
松坂:御上先生のモデルとなった工藤勇一先生(教育アドバイザー)の授業を受けさせていただきました。工藤先生の授業は本当に面白く、熱量と志にあふれていて、これは御上先生のモデルになるわけだなと。お芝居では、工藤先生の授業風景や話している姿も参考にさせていただいています。
――工藤先生の授業で印象的だった内容は?
松坂:特に印象的だったのは、「自主性」と「主体性」の違いについて。工藤先生曰く、日本の教育では「宿題をやりなさい」「〇〇を勉強しなさい」などと言われたことを自発的にやる自主性に重きを置いている一方で、これからの社会で求められるものは、自分の意志で、責任を持って行動する主体性なんだそう。劇中の御上の授業でも、生徒たちが社会に出たときに「御上先生が言っていたな」と思い出してもらえるような、社会で生きていくうえで大切なことを教えています。
この記事に関連するニュース
-
松坂桃李主演、日曜劇場「御上先生」 撮影現場の雰囲気、理想の教育環境について語った【インタビュー】
エンタメOVO / 2025年1月19日 12時0分
-
松坂桃李、父親として見つめる未来 “官僚教師”役に挑む日曜劇場「御上先生」に込めた思い
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月19日 12時0分
-
松坂桃李、子供生まれて教育に関心「15年以上先のことも考えるように」 日曜劇場「御上先生」で高校教師になった官僚役
iza(イザ!) / 2025年1月19日 12時0分
-
松坂桃李、一児の父になって考えるようになった“日本教育の未来” 「御上先生」オファーへの思い・役作りも明かす
モデルプレス / 2025年1月19日 12時0分
-
松坂桃李、パパになり“日本の教育”に関心「15年以上先のことも考えるようになりました」
ORICON NEWS / 2025年1月19日 12時0分
ランキング
-
1いとうまい子「10年ぐらい干されてた」 デビュー5年目で事務所退所「地獄に落ちてた」
スポニチアネックス / 2025年1月19日 10時21分
-
2「私はヘタとはゴルフしません」…周防郁雄氏の引退報道で“芸能界のドン”からのキツいひと言を思い出した(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分
-
3「脱げる?」に「いいですよ」と即答 “死体役”ばかりの時期を経て「愛人キャラ」でブレイクした橋本マナミ(40)の妖艶すぎる人生
文春オンライン / 2025年1月19日 7時0分
-
4道重さゆみ 芸能界引退を発表 今夏ツアー最後に 活動制限の中「続けていくのは難しい、限界だな、と…」
スポニチアネックス / 2025年1月19日 17時1分
-
5NHK大河『べらぼう』ナレーション役の超人気女優が「適任すぎる」ワケ。過去の大河との“違い”にもニヤリ
女子SPA! / 2025年1月19日 8時46分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください