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『クジャクのダンス、誰が見た?』広瀬すずの強くまっすぐな瞳と、松山ケンイチの軽やかさが本格サスペンスへ誘う

クランクイン! / 2025年1月31日 18時0分

『クジャクのダンス、誰が見た?』第1話より

 広瀬すず主演のヒューマンクライムサスペンス『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/毎週金曜22時)が、24日にスタート。広瀬の強くまっすぐな瞳と、バディを組む松山ケンイチの軽やかさ、そうした彼らの魅力はもちろん、緑深いジャングルで羽根を広げたクジャクの美しい映像での幕開けにはじまり、チーム全体の力を感じさせる船出となった。

■実写化ならではの“彩”を感じさせた初回

 クリスマスイブの夜。大学生の山下心麦(広瀬)は、2人家族だった元警察官の父(リリー・フランキー)を放火で殺害される。容疑者の遠藤友哉(成田凌)が早々に捕まるも、父は心麦に「その人は“冤罪”であり、松風義輝(松山)という弁護士に弁護を依頼してください」との旨の手紙を遺していた。

 気になるタイトルを持つ本作の原作は、浅見理都の同名漫画。ドラマにも登場した通り、インド哲学の一節から取られており、本作では、“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つとのこと。

 『イチケイのカラス』の原作者としても知られる浅見は、今回のドラマ化に際し、「ドラマの制作のプロの方たちが関わってくださることで、さらに面白い作品になると信じています。心麦や松風が3次元の世界でどう物語を紡いでくれるのか(抜粋)」とコメントを寄せているが、まさに、原作を生かしながらの、実写化ならではの“彩”を予感させてくれた。

 心麦をはじめとしたキャラクターの魅力的な衣装や、ところどころにジャングルの緑を意識させる映像。特に松風の弁護士事務所はそれが顕著で、松風のデスクには鳥かごを模したブックスタンドも見える。随所に感じる太陽光を意識した照明の使い方も印象的だ。

■コーヒーで覆われたプリンは?


 幼くして母を亡くし、大学生で父も失いひとりになった心麦だが(実の親子かどうかはひとまず置いておいて)、彼女には父からもらった強さがある。葬儀の際に、伯母(原日出子)から「つらいだろうけど、前を向いて生きていかなきゃダメよ。泣くのは今だけにしなさい」と声をかけられた心麦は、「泣いてても父が帰ってくるわけじゃありませんから。それに、前を向くかどうかは、私が決めます」ときっぱり答える。

 また終盤、松風が、一度疑いというどす黒いものを浴びたらもう元には戻れないことのたとえとして、プリンの上にコーヒーをかけ「こうなってしまっても、これはプリンと呼べるだろうか」と投げかけたときも、プリンをかきこみ「これは、プリンです」と断言する。さらに「私は、私の目を信じてますから」と伝えた。

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