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篠田麻里子、所属事務所廃業も「不安はありません」 信頼できる人と共に歩む今

クランクイン! / 2025年2月9日 8時0分

篠田麻里子

 俳優・モデルの篠田麻里子が、格闘技イベント・ブレイキングダウンの熱量をスクリーンに持ち込んだ映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』で、高校生の子どもを持つ母親を熱演している。鬼才・三池崇史監督から「人生経験が芝居の質にもリアリティを与えている」と称賛された篠田。昨年12月に所属事務所の廃業に伴い、フリーランスでの活動をスタートさせた彼女だが、現在の心境を直撃すると「信頼できる人がいるから、不安はない。(逆に)チャンス」と力強く語った。

■自分の人生経験が、芝居の学びとして生きてくる

――大きなお子さんのお母さん役で驚きました。

篠田:これまでもお母さん役はやってきましたが、高校生の少年の母親役というのは初めてで不安でした。幼少期がどんな子だったかを自分のなかで作る作業をしてから撮影に行きましたが、実際に現場で息子のイクト(木下暖日)に会ったら、大きくてスタイルも良くて、より大人っぽい子だったので、私も驚きました。

――映画が始まって間もなく、少年院での面会のときに、一ノ瀬ワタルさん演じる教官に啖呵を切り、イクトからも「キャラ変わった?」と驚かれる場面がありました。迫力満点でしたが、三池監督も「ご本人の重ねた人生経験が芝居の質にもリアリティを与えている」と称賛していたとか。

篠田:子どもを持つ母になったことで、子どもをけなされたりすることに対して、瞬時に反応することには、リアル感が増してきたなと思います。子どもがいないときに母親役を演じたこともありましたが、実際に子どもを生んで育てて、子どもに対する思いというか、感度が全然違ってきたと思いますし、その場で生まれるものをちゃんと受け取ろうというマインドに変わってきました。三池さんとは4作品くらいお仕事させていただいているんですけど、「バイタリティとかリアリティがすごく出てきたね。芝居がすごく変わったね」と言っていただき、すごく嬉しかったです。

――ご自身でも、人生経験が芝居に影響すると感じますか?

篠田:感じます。経験がなくても膨らませられる人と、経験があることでもっと深みが出る人がいると思いますが、私は後者。実際にいろんな感情の経験があるほうが、同じ出来事ではないにしても、想像しやすいし、照らし合わせやすい。だから自分が辛い経験をしたとしても、芝居への学びとして生きてくる。もしも私が別の職業をしていたら、辛い経験をしてもそれを生かせる場所がなかったかもしれないけれど、お芝居に生かせることで、自分の中でも発見があるし、見た人に共感していただける。そういった楽しさを、ここ数年感じています。

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